東急不動産は1月31日、住まいのデータを活用したヘルスケアサービスの事業化に向けた、「キレイになる家プロジェクト」実証実験の開始を発表した。
本実証実験は、東急不動産の都市型賃貸レジデンス「コンフォリア森下リバーサイド」において、IoTデバイスを用いた住まいのデータを取得し、対象となる物件居住者のサービス体験調査ののち、事業化に向けた各種検証を行うというもの。
取得した住まいのデータを活用し、居住者自身が求める美容や健康などのライフスタイルを充実させることで、住まいとライフスタイルを融合したサービスの提供が目的だ。
本事業は、ビューティーブランドを展開するオルビスと、フィットネスクラブを展開する東急スポーツオアシスと共同で、サービス提供を行う予定。サービス拡大に向けては、ダイキン、凸版印刷、ライフログテクノロジーを協力企業とし、サービスの実証実験を行う。事業化に向けた事業構想戦略、推進パートナーには、ADDIXを迎える。
実証実験の第1弾として、1~6月までの期間、身体データや食事データに加え、心拍数や消費カロリーを含む活動データ、肌データや睡眠データ等、IoTデバイスを用いて住環境や住生活から取得できる約40種のデータを取得する。
さらに、取得した住まいのデータを活用し、オルビス、東急スポーツオアシスとともに、肌の分析結果に基づいたスキンケア、スポーツトレーナーによるアドバイス等、美容・運動に関するアドバイスやコンテンツ提供を行う。
今後は、物件価値向上、顧客接点を活用した新たなサービス展開を視野に、パートナー企業と連携し、住まいのデータを生かしたヘルスケア領域でのサービス開発を目指す考えだ。
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