発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・製造するDAIZは1月24日、植物由来原料を展開する仏Roquetteと資本業務提携を締結したと発表した。
Roquetteは、すべて天然由来の原料を用い、食品、栄養、健康市場に向けに原料を開発する企業。植物性タンパクのパイオニアであり、医薬品賦形剤のトップメーカーでもあるという。
また、欧州とカナダの二大陸でエンドウタンパク工場を有しており、現在100カ国以上で事業を展開。世界で拡大する植物性タンパクの需要に応える独自の地位を築いており、売上高は39億ユーロ(約5500億円)だという。
同社は、独自の発芽手法「落合式ハイプレッシャー法」をコア技術とし、環境負荷の小さい次世代植物肉「ミラクルミート」を開発。2021年5月には、米国・ボストンに子会社・DAIZ USAを設立して海外展開を開始しており、2022年春にはタイへとミラクルミートを輸出している。
今回の資本業務提携により、ミラクルミートの海外展開を加速させる方針だ。具体的には、エンドウタンパクおよび、その他植物由来原料の安定供給や共同研究による「ラクルミートの価値向上を目指す。
また、技術ライセンスに基づく生産体制の構築や肉・魚・乳代替などの植物性食品(プラントベースフード)の2023年中の市場投入を視野に、長期的な協業関係を模索するとしている。
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