楽天グループと博報堂DYホールディングスは9月1日、新たなデータソリューションを研究、開発する新会社「楽天データソリューションズ株式会社」を設立したと発表した。同日から営業を開始している。
資本金は5000万円で、出資比率は楽天グループが51%、博報堂DYホールディングスが49%。代表取締役社長には、楽天グループのインフルエンサーマーケティング企業MIHAの代表取締役社長である田中利昌氏が就く。
近年、マーケティング活動において、顧客の顧客生涯価値(Life Time Value:LTV)を最大化していくことが、企業の継続的な事業成長にとって欠かせないものになっているという。
このことから、各企業は「認知」から「購買」、「ファン化」まで、生活者の行動におけるすべての段階に対応したフルファネルでの対応が求められている。
新会社の「楽天データソリューションズ」では、楽天グループが蓄積する、1億以上の会員基盤を活用したオンライン、オフライン双方における消費行動分析データと、博報堂DYグループが保有する生活者データ、メディアデータと総合広告会社としてのマーケティングの知見を活用。広告クライアントを対象とした、データソリューションの研究、開発を行うという。
これまで両社は、それぞれの強みを生かし、さまざまな企業のマーケティングを支援してきたが、今後は新会社設立を通じて、次世代のデータソリューションの研究、開発も推進していくとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」