カンカク、ドコモ出資のグッドイートカンパニーに参画--飲食業界のDX推進に向け

 カンカクは5月18日、グッドイートカンパニーが同社発行済株式の全株を取得したと発表した。これにより、同社はグッドイートカンパニーへと参画することになる。

 
 

 同社は、2019年8月に完全キャッシュレスカフェ「KITASANDO COFFEE」、2020年2月にパーソナライズドカフェ「TAILORED CAFE」をオープン。両カフェブランドでの複数店舗展開と並行し、独自モバイルオーダーアプリ「COFFEE App」を開発・提供してきた。

 また、2020年6月には夜パフェブランド「parfait×parfait」、2021年3月にはクラフトジンブランド「HOLON」のオンラインショップをそれぞれオープンし、D2C領域に参入。

 2020年9月には、コーヒー豆のオンラインショップ「Cottea」の買収を発表。さらには、コーヒー豆の自家焙煎に対応したオンラインストア「TAILORED CAFE online store」を開始するなど、オンラインとオフライン両軸で事業を進めている。

 2021年1月からは、グッドイートカンパニー運営の日本中の食を集めたEC「GOOD EAT CLUB」のプロダクト企画・開発に参画。同社代表の松本龍祐氏がグッドイートカンパニーの取締役CPOを兼務しており、事業運営におけるプロダクトおよび、組織開発をリードしてきた。

 今回のグッドイートカンパニーへの参画について同社は、さらなる事業成長とコーポレートビジョン「Building the Next Ordinary.(新しいライフスタイルを作る)」の実現に向けた経営スピードの加速を見据え、M&Aによるグッドイートカンパニーへの参画が最適であると判断した結果だと説明する。

 なお、グッドイートカンパニーへの参画後も、カンカクは存続する形で各事業を継続。カフェ店舗事業をMBOによりbiplaneへと移管し、店舗運営と新店舗展開に取り組む。

 今後は、GOOD EAT CLUBの事業成長を軸に、プロダクト開発および、採用活動に注力。飲食業界のDX推進に取り組んでいくとしている。

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