アプリプラットフォーム「Yappli」を提供するヤプリは4月21日、スモールビジネスの成長をサポートする新プラン「Yappli Lite」の提供を開始したと発表した。
Yappli Liteは、個店や個人事業主といったスモールビジネス運営者向けに厳選した機能をシンプルにパッケージングしたという、初期費用無料、月額利用料3万9800円(税別)のアプリ開発プラットフォーム。情報配信や来店促進、オンラインストアなどに活用できるアプリを自身で開発、運用し、初期費用やランニングコストを抑えることができる。
直感的に操作できるノーコードの管理画面、幅広い業種に対応したテンプレートといったYappliの基本機能を利用できる。開発するアプリは「iOS/Android」の両OSに対応可能で、月間利用ユーザーは1万人まで。プッシュ通知は回数制限なしで配信できるという。
開発には、どの業種でも利用できる汎用的なテンプレートのほか、業種向けのテンプレートも用意。Androidでは開発したアプリのプレビュー用アプリも利用でき、iOSでも近日対応する予定。そのほか、アプリストアへの初回の申請代行や、オンライン、メールなどでのサポートを提供するとしている。
ノーコードでアプリを開発、運用、分析できるアプリプラットフォームとなるYappliは、現在600社以上の企業が導入。課題解決に利用しており、開発したアプリの累計ダウンロード数は1億ダウンロードを突破したという。
ヤプリには、デジタルの顧客接点を確保、エンゲージメントを強化するためのアプリ開発の問い合わせが多く、中でも地元密着型のカフェや複数店舗を展開する美容院、こだわりのアイテムをセレクトしたオンラインストア、地域振興を目指すローカルメディアなど、スモールビジネスを運営する人からの相談が増えているという。
業種、業態はさまざまだが、「本当はリピーター向けの施策も行いたいが、新規集客だけで手一杯」「予算や人手が限られているので、アプリの運用にそこまでコストやリソースを割けない」「もちろん、社内のスタッフにITに詳しいエンジニアなんていない」といった、共通の課題があるとしている。
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