ニューヨーク市マンハッタンにあるApple Storeの旗艦店が、労働組合の結成に向けて正式に署名集めを開始したことを、The Washington Postが米国時間4月16日に報じた。Appleのグランドセントラルターミナル店のオーガナイザーらは、2月21日に投票し、労働組合「Workers United」と提携することを決めたという。Workers Unitedは先頃、全米のStarbucksの組合結成を支援してきたと報じられている。
The Washington Postによると、オーガナイザーらが労組結成の条件となる従業員の30%以上の署名を集め、労組結成に成功するか、Appleに自主的な労組の承認を促すことができれば、グランドセントラルターミナル店は米国のApple Storeで初めて労組を結成することになるという。また、同店のほかに少なくとも3店舗が労組結成に向けて準備していると、The Washington Postは匿名の従業員の話を基に報じている。
同紙によると、自らを「Fruit Stand Workers United」と名乗るグランドセントラルターミナル店のオーガナイザーらはウェブサイトを立ち上げ、「現在進行中の新型コロナウイルスのパンデミックに加え、1世代に1度の水準の消費者物価上昇という異常な時代において、当チームが望みうる最良の生活水準を確保するため」組合が必要だと説明したという。
2週間前には、ニューヨーク市スタテン島にあるAmazon倉庫の従業員による組合結成を問う投票が、米国の同社施設で初めて可決されたばかりだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」