同じカメラといっても、デジタルカメラと昔ながらのフィルムカメラでは、できあがる写真の雰囲気が異なる。古いカメラで撮った写真が好きだとしても、今やフィルムは入手しにくいし、現像やプリントでお金もかかってしまう。SNSでシェアするのも面倒だ。
そうした人のために、フィルムカメラをデジカメ化できる「I'm Back 35」が存在する。とはいえ、デジカメ化のみを目的としたガジェットなので、汎用性に欠け、手を出しにくい。
そこで、フィルムカメラを「iPhone」でデジカメ化できる「DIGI SWAP」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
DIGI SWAPは、FireWorksという大阪の企業が手がけるガジェット。フィルムカメラの背後にiPhoneとともに装着して、フィルムカメラをデジカメ化する。専用アプリを使うことで、カメラのシャッターと連動して撮影し、画像をiPhoneに保存できる。そのため、画像のシェアも、iPhoneで直接撮影した写真のように実行できて楽だ。
フィルムカメラの撮影機構を流用するので、絞りやシャッター速度、ピント、焦点距離などは、カメラの設定をそのまま反映させられる。しかも、ビデオの撮影まで可能になる。
適合するカメラとしては、ライカやコンタックス、ニコン、キヤノンなど、往年の名機が並ぶ。対応モデルに名前の挙げられていないカメラでも、取り付け可能なサイズのものであれば使用できる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間5月26日まで。目標金額の500万円に対し、記事執筆時点(日本時間4月12日11時)で約165万円の資金を集めている。キャンペーン期間はあと44日ある。
DIGI SWAPの紹介ビデオ(出典:Kickstarter)
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