ゲーム開発会社Activision Blizzardは2021年夏、女性従業員に対するセクハラをめぐって、複数の法的問題に直面した。そして今、自殺したある従業員の遺族が、セクハラが自殺の一因だとして、同社を訴えている。
同社の財務マネージャーだったKerri Moynihanさんは2017年に、社員旅行で死亡しているのが発見された。The Washington Postが米国時間3月4日に報じたところによると、Moynihanさんの両親は今週、同社を相手取って不法死亡訴訟を起こしたという。
ロサンゼルス高等裁判所に提出された訴状では、アナハイム警察署の捜査官から事情を訊かれた時、当時の上司はMoynihanさんと関係を持っていることを否定したとされている。Activision Blizzardは、会社が支給したMoynihanさんのノートPCを警察に提出するのを拒否し、携帯端末についてはデータを「消去済み」だと主張したという。
同社の広報担当者は4日に電子メールでコメントを寄せ、この訴訟に対応するとしたほか、「われわれActivision Blizzardは、当社の大切な一員だったMoynihanさんの悲劇的な死を今なお深く悲しんでいる」と述べるにとどまった。
Microsoftは1月、Activision Blizzardを687億ドル(約7兆9000億円)で買収すると発表した。「Xbox」担当責任者のPhil Spencer氏は、買収後の社風改革を約束した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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