高血圧は、放置すると命に関わる病気につながって危険だ。しかし、自覚症状がないため、意識して測らないと気づけない。しかも、特定の時間帯だけ血圧が高くなったりする人もいるので、1日に数回は測ることを習慣にしたい。とはいえ、血圧計を持ち歩くことは面倒だ。
そこで、医療用の血圧計と同程度の精度で血圧測定が可能なスマートウォッチ「BP Doctor MED」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
BP Doctor MEDは、腕に装着するただのスマートウォッチにしか見えないが、バンド部分に血圧測定用のカフ(腕帯)を組み込んだ手首式血圧計。いつでも、どこでも、ボタンを押せば20秒ほどで血圧を測れるので、高血圧が心配な人の体調管理に役立つだろう。
血圧を測れるスマートウォッチはすでに存在するが、カフ式でないタイプは光電容積脈波(PPG)法と呼ばれる技術で血圧を推定していて、プラスマイナス20mmHgもの誤差があるそうだ。これに対しBP Doctor MEDは、バンドをカフとして使い、医療用の血圧計と同じ方式で測定する。誤差はプラスマイナス5mmHgほどで、十分な精度があるという。
測定結果は、画面に表示されるだけでなく、連携させたスマートフォンのアプリに送信される。血圧の変化はアプリで確認でき、家族や医師に見せるときにも便利だ。
アクティビティトラッキング機能も備えており、睡眠状態や歩数などの計測も可能。一般的なスマートウォッチ同様、スマートフォンの通知を知らせる機能もある。
Indiegogoでの目標金額は10万香港ドル(約146万円)。記事執筆時点(日本時間11月30日14時)でキャンペーン期間は30日残っているが、すでに目標の7倍近い約69万香港ドル(約1005万円)の資金を集めている。
BP Doctor MEDの紹介ビデオ(出典:YouTube)
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