三菱地所は11月25日、「株式会社 膝栗毛」を設立し、JTBコミュニケーションデザイン(JCD)と共同で、デジタルとリアルを組み合わせた歩き旅体験を提供する「膝栗毛」サービスを開始すると発表した。
膝栗毛は、江戸時代に整備された五街道の1つである東海道を舞台に、日本橋から三島、京都から草津の13区間で、デジタルとリアルを絡めたコンテンツを提供するというもの。膝栗毛アプリを通して、旅前、旅中、旅後で4つの機能を無料で利用し、歩き旅を楽しめる。
機能の1つである「膝栗毛マガジン」には、歩き旅の寄り道探しとして、歩き旅ルート上にある東海道の歴史やグルメ・観光スポットを掲載し、歩き旅に出かける前の情報収集が可能だ。
2つ目の機能は、GPS連動型の「音声ガイド」で、寺や城、石碑やお店などマッピングされた場所に行くと、音声ナレーションを聞ける機能。地域ならではの隠された物語を楽しみながら歩き旅ができる。
3つ目の「チェックイン機能」は、歩き旅ルート上にある寺や城、石碑やお店などの場所に、アプリ以上でチェックインができるというもの。チェックインスポットに近づき、撮影した写真を登録するとチェックインが完了し、「膝栗毛ポイント」が貯まる仕組みだ。
4つ目の「膝栗毛茶屋」では、東海道五十三次の各宿場町に、品川宿「KAIDO Books & Cafe」や、京都 QUESTION 内「awabar」など、膝栗毛と連携する「膝栗毛茶屋」を用意している。
今後は、チェックインで貯めた貯めたポイントをアイテムと交換できる機能や、ユーザー日記投稿機能などの実装を予定。さらに、東海道五十三次に限らず、地方自治体や商店街、企業などと連携しながら、さまざまなエリアの地域資源を生かしたコンテンツを作成し、歩き旅イベントなどを通じて賑わいを創出する施策も実施する。
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