TikTokは米国時間9月14日、ユーザーの心の健康をサポートするの新たな取り組みを開始した。その一環として、悩みを抱えている人との関わり方についてのガイドを公開し、慎重に扱うべきコンテンツの警告表示を更新した。Facebookも時を同じくして、傘下の写真共有アプリ「Instagram」について社内向けの調査を行い、Instagramが10代の若者の心の健康に及ぼす影響について懸念を提起したと報じられている。
TikTokはブログ記事の中で次のように述べた。「われわれは自殺や自傷行為、摂食障害を助長、美化、または常態化させるコンテンツを許さない。一方で、自らの経験を共有して意識を高めることや、悩みを抱えコミュニティーの中で支援を得ようとする人を助けることを選ぶ人々をしっかりサポートしていく」
TikTokはそうしたやり取りや連帯をより安全にサポートする目的で、個人的な経験を同社の動画アプリで共有する人を支援するための新たなウェルビーイングガイドを公開した。このガイドは、国際自殺予防学会(IASP)、Crisis Text Line、Live for Tomorrow、Samaritans of Singapore(SOS)、Samaritans(英国)と共同開発したもので、TikTokのセーフティセンター内の「自殺と自傷」というページで公開されている。悩みを抱えている人との関わり方のヒントも紹介されている。
TikTokはまた、10代の若者や介護者、教育者を対象に、摂食障害に関する新たなガイドを公開した。このガイドは、全米摂食障害協会(NEDA)、国立摂食障害情報センター(NEDIC)、Butterfly Foundation、Bodywhysなどの専門家らと共同開発したもので、摂食障害に関する情報、サポート、アドバイスを提供している。
TikTokのサイトではさらに、心の健康について個人的な経験を共有するクリエイターのコンテンツや、支援を得られる場所についての情報、大切な人と話をする場合のアドバイスなどを紹介している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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