Appleが、将来リリースする「Apple Watch」に関して、いくつかの野心的なヘルスケア機能を用意していると報じられている。The Wall Street Journal(WSJ)が米国時間9月1日付けの記事で報じたところによると、将来のApple Watchには「ユーザーに血圧が上昇していることを通知するツールや、妊娠計画を支援するための体温計」が搭載される可能性があるという。
WSJは、複数の匿名情報筋の話およびAppleの社内文書に基づく話として、妊活支援機能のほうは2022年にも提供される可能性があるとしている。またAppleは、Apple Watchに搭載された不整脈の通知機能や睡眠記録機能の改良にも取り組んでおり、こちらは2022年に提供される可能性があるという。
Appleは、Apple Watchの主要要素の1つとして、ヘルスケアおよびフィットネス関連の機能に力を入れている。例えば、2020年リリースの「Apple Watch Series 6」では、血中酸素濃度を測定するセンサーを初めて搭載したほか、ワークアウト動画などを提供するサブスクリプションサービス「Fitness+」を発表していた。Apple Watchへのセンサー追加やヘルスケア機能の充実により、Appleは、高度なヘルスケア技術の提供を通じてスマートウォッチ市場のシェア獲得を狙う競合他社との差を維持することが可能になる。
一方、今回報じられた血圧測定機能については、いつ提供できるかは不明。WSJによると、Appleでは「心拍によって動脈を通じて送られる脈波の速度」を測定するセンサーの使用方法の研究が進められているという。このセンサーを搭載したApple Watchは、血圧の傾向を表示できるものの、「収縮期と拡張期の血圧の基線測定値」は示せない可能性があるり、WSJではこの機能はまだ開発段階で今後変わる可能性があるとしている。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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