アキュラホーム、脱都心でさいたま市に本社を移転--面積約8倍で年間費用はほぼ同等に

 アキュラホームは7月29日、東京・新宿本社のオフィス機能を、埼玉県・さいたま市に移転すると発表した。移転は2023年の予定。アフターコロナの新たな働き方を実現するオフィスを新たに建築し、体験型施設も同時に開設する。

 アキュラホームによると、コロナウイルス感染症の影響により、各企業でも事業を取り巻く環境の急速な変化に対応する取り組みが加速。2020年度に東京都心から本社を移転した企業は、2019年度から2割以上増加し、リモートワーク等の多様な働き方や、新しい生活様式への対応が求められているという。

 アキュラホームでは、2020年7月に在宅勤務とIT化の推進を目的として、全国の都市部オフィスを3年で7割再編することを発表。その一環として、新宿オフィス機能を郊外のさいたま市に移転することを決定した。

 新本社は、敷地面積約9000平米に木造で建築。ショールームほか、宿泊体験棟や実験棟6棟など含めた総床面積は約1万1200平米となり、これまでの新宿オフィス面積1320平米の8倍以上となる一方、年間費用は都心オフィスとほぼ同等となる予定だ。

 アキュラホームグループでは、アフターコロナの経営戦略の一環として、全国の都市部オフィスを順次再編し、研究開発機能、リアル体験できる施設を一体化して、全国に展開していくとしている。

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