Hyundai(ヒュンダイ)グループの自動車部品メーカーであるHyundai Mobisは、自動車を運転する人の脳波をイヤホン型デバイスで計測し、居眠り運転など注意散漫な状態を検出すると警告する先進運転支援システム(ADAS)「M.Brain」を発表した。
M.Brainのデバイスは補聴器と似た形の脳波センサーで、イヤホンのように耳に装着して耳周辺の脳波を計測する。そして、この脳波を分析し、眠かったり不注意だったりした状態を検出する。
ドライバーの意識が事故につながりかねない状態であれば、M.Brainは連携したスマートフォンのアプリを介して、注意を促すことで事故を未然に防ぐ。警告は、光や振動、音でドライバーに伝えることも可能だ。
Hyundai Mobisは、自動車の安全確保に向け、脳波も含め、人体のさまざまな反応を活用しようとしている。M. Brainについては、韓国の京畿道(キョンギド)で路線バスを使って試験運用する計画。
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