韓国の自動車メーカーである現代自動車(ヒュンダイ)と起亜が現地時間2月8日、再始動した「Apple Car」プロジェクトに関与するとのうわさを否定した。この件についてはBloombergが最初に報じていた。これにより、韓国の自動車ブランドとAppleが電気自動車で提携する可能性をめぐって過熱していた報道は終息することになる。
Bloombergによると、Appleはヒュンダイおよび起亜と協議していたが、数週間前にこれを中止したという。中止の理由は不明だ。Bloombergは情報筋の話として、Appleは他の自動車メーカーとも交渉中で、自動車製造の経験を持つパートナーを探していると報じている。先週には、Appleがパートナー候補としてGeneral MotorsとStellantis(旧Groupe PSA)も視野に入れているとの見解をアナリストが示していた。
ヒュンダイや起亜との提携の可能性が消えた今、注目の視線はもっぱらAppleのみに向けられている。かつて「Project Titan」というコード名で報じられていたこの電気自動車が2021年に入って再び大きな注目を集めたのは、Appleが製造パートナーを探す動きが見られたためだ。うわさによれば、Appleは画期的なバッテリー技術を開発して電気自動車の計画を進めているが、Apple自体が自動車を製造する様子は見られないという。それよりも、Appleはこの計画に適したプラットフォームを持つ自動車メーカーを探しているようだ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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