Microsoftは、オンラインで開催中のパートナー向けカンファレンス「Microsoft Inspire」のセッションで、「Windows 365 Cloud PC」のSKUの1つについて正式価格と思われる情報を明らかにした。
Microsoftは、Windows 365を「Business」と「Enterprise」の2種類のプランで提供することを明らかにしている。セッションを視聴したDerek Gabriel氏(Twitterアカウントは「@dsghi」)は「Windows 365」BusinessプランのSKUの1つとする画面キャプチャーを公開しており、それを見ると、価格は1ユーザーあたり月額31ドル(約3400円)となっている。これは、ユーザー数最大300人までの顧客が仮想CPU(vCPU)2基、4GBのRAM、128GBのストレージを利用する場合の料金だ。このSKUは、デスクトップ版の「Office」アプリ、「Outlook」「OneDrive」、デスクトップ版の「Teams」のほか、「Visual Studio」「Power BI」「Dynamics 365」をサポートし、オンラインで「Cloud PC」にアクセスして管理できる。
Microsoftの広報担当者は、「これは1つのSKUの価格にすぎない。8月2日の一般提供(GA)開始時には、構成や価格帯を含め、さらに多くのオプションについてお知らせする」と認めた。
Microsoftは米国時間7月14日、リリース予定の各SKUと想定ユーザーを表で示した。それによると、フロントラインワーカーやコールセンター、教育、研修、顧客関係管理(CRM)へのアクセスなど、シンプルなニーズのユーザー向けにvCPU 1基、2GBのRAM、64GBのストレージを利用できるライセンスから、ソフトウェア開発者、エンジニア、コンテンツクリエイター、デザイナー向けにvCPU 8基、32GBのRAM、512GBのストレージを利用できるライセンスまで、構成は多岐にわたる。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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