Amazonは5月、米映画会社MGMを買収して同社の映画およびテレビ番組の製作事業を取り込む計画を発表したが、規制当局がこの買収を詳しく調査することになりそうだ。The Informationの報道によると、米連邦取引委員会(FTC)は米国時間7月9日、この買収に関する調査を開始したという。調査は6カ月以上に及ぶ可能性があるとされ、買収がAmazonに違法な競争上の優位を与えることになるかという点に着目する。
背景として、Amazonは規制当局による監視の強化に直面しており、他の事業分野でも反競争的な行為の可能性が調査されている。FTCは別の件でもAmazonを調査する構えで、The Informationの報道によると、その調査ではAmazonが自社の通販サイト上で、他社の商品より自社の商品を違法に優遇していないかどうかや、商品を出品している企業に対して、Amazonの広告や物流サービスを購入するよう圧力をかけていないかどうかに焦点を当てるという。
9日にはまた、Joe Biden米大統領が、企業の合併、特に「支配的なインターネットプラットフォーム」が関わる買収を徹底的に調査するようFTCに求める内容を含む大統領令に署名した。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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