Facebookと傘下の写真共有サービスInstagramは、2020年10~12月の3カ月間で、「差し迫った被害」につながりかねない新型コロナウイルス関連の誤情報を含んでいるとして、100万件超のコンテンツを削除した。
削除されたコンテンツの中には、新型コロナウイルスに対するでたらめな予防策や、大げさな治療法が含まれると、Facebookのインテグリティー担当バイスプレジデント、Guy Rosen氏は米国時間2月11日の記者会見で語った。
Facebookは同日、ヘイトスピーチやハラスメント、ヌードなど、不快なコンテンツに関する規則違反で第4四半期に削除したコンテンツの数についても、新たなデータを公開した。
それによると、Facebook上でヘイトスピーチやヌード、生々しい暴力の描写といったコンテンツをユーザーが目にする頻度も減ったという。コンテンツの閲覧1万回につきヘイトスピーチが表示されたのは7~8回だった。同社が措置を講じたヘイトスピーチコンテンツは、第3四半期の2210万件から2690万件に増加した。件数が増えた一因は、アラビア語やスペイン語、ポルトガル語に関する同社の技術の向上だという。Instagramが措置を講じたヘイトスピーチコンテンツは、660万件だった。
Facebookはさらに、人を傷つけるようなコメントの検知に用いられる技術が向上したおかげで、ユーザーから報告を受ける前に捕捉するいじめやハラスメントのコンテンツが増えていると述べた。措置の対象となったそれらのコンテンツは、前四半期の350万件から増加して630万件だった。Instagramが措置を講じた同様のコンテンツは、500万件だった。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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