朝日新聞社とスリーシェイクは2月17日、両社が運営するワイプストリーム形式の動画アドネットワーク「WIPES」において、掲載先のウェブサイト数が40を突破したと発表した。
WIPESは、コンテンツ閲覧中のユーザーに、プロモーション動画をワイプ枠で自動ストリーミング再生できる動画広告。新聞社のニュースサイトを中心とした媒体社(ウェブサイト)で広告掲載が可能なPMP(Private Market Place)となっている。スマートフォンのファーストビューでの確実なビューアブルを担保することで、平均3〜5%のCTRを実現しているという。なお、不安定な通信環境にも対応したビューアルブルインプレッション課金のため、高い費用対効果が得られるという。
両社は、2018年にワイプストリーミング形式の提供を開始し、当初の朝日新聞、毎日新聞、スポーツ紙のニュースサイトに加えて、グルメサイトの「Retty」や女性向け情報サイトの「ウーマンエキサイト」などのウェブサイトにも掲載先を増やしている。7秒や15秒など従来の短尺な動画広告と違い、YouTubeなどの長尺のプロモーション動画をそのまま活用できることなどが評価されているという。
ライブ中継をそのまま配信することや、曜日や分単位での時間指定での集中配信にも対応。イベント中継や放送間際のテレビ番組の番宣などにも利用されている。
また2020年12月からヘッダービディングにも対応し、一部の媒体社に対してはPrebid経由での広告配信が可能になった。ヘッダービディングとは複数の広告配信プラットフォームに広告リクエストを送り、最も単価の高い広告を表示する仕組みのこと。これにより、クライアントには無駄の少ない広告出稿を提供し、媒体社にも高い収益を提供できるとしている。
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