映像で泳ぎ方を予習、泳いだ自分の姿を直後に映像で確認し上達へつなげる――ソニーネットワークコミュニケーションズとルネサンスは、スイミングスクール向けのICTソリューション「スマートスイミングレッスンシステム」を発表した。
ジュニアレッスンから、育成コース、成人など、成長やレベルに応じて幅広く活用できるという。
同ソリューションの開発にはルネサンスが協力。まずはルネサンスが運営するジュニアスイミングスクールにおいて、同ソリューションの導入を開始し、6月より全国のスクールで「スマートスイミングレッスン」として順次サービス展開する。今後は他社にも販売していく方針だ。
スマートスイミングレッスンシステムは、壁面や水中などプールに複数のカメラを設置して映像を撮影。新たに開発したAIアルゴリズムにより、複数カメラの水面・水中の映像から泳いでいる人を検出し、最適なアングルを組み合わせた動画コンテンツへに自動編集する。クラウド経由で個人別ページへと配信可能。
カメラは、防水処置を施したソニー製4K対応の小型リモートカメラ「SRG-XP1」を設置。水中カメラは独自に開発しており、4Kと約4kgという軽量化を実現したという。
同社によると、レッスン中に生徒はプールサイドの端末から自分の泳ぎを動画でチェックでき、ビジュアルによる気づきや学びにつなげられるという。
さらには、レッスン前に個人別ページに手本動画とレッスンのテーマを配信することで、予習が可能。レッスン中、コーチが手本動画を用いて説明することで、納得感を増すことができる。加えて、予め設定した秒数分遡った映像の再生にも対応する。
同ソリューションでは、進級テストの結果を動画とともに保護者へと配信できる。進級テストは、コーチ用管理アプリケーションを利用して生徒ごとに管理可能。テスト本番の泳ぎをAIが生徒ごとに1本の動画コンテンツに自動編集し、テスト結果・コメント・動画をクラウド経由で個人別ページに配信できる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」