Twitterは米国時間1月25日、サイト上の誤情報や偽情報を撲滅することを目的とした新しいコミュニティー主導のフォーラム「Birdwatch」を発表した。この試験的フォーラムは現在米国のみで利用でき、参加したTwitterユーザーは、誤解を招いていると思うツイートを見つけ、参考になる背景情報を示すノートを追加できるという。
Today we’re introducing @Birdwatch, a community-driven approach to addressing misleading information. And we want your help. (1/3) pic.twitter.com/aYJILZ7iKB
— Twitter Support (@TwitterSupport) January 25, 2021
新型コロナウイルスや選挙などに関する偽情報対策の強化を求める、Twitterへの圧力は高まるばかりだ。Twitterは偽情報を含むツイートに対し、暴力の誘発などの被害を引き起こす可能性に応じて、ラベルを付与したり、削除したりしている。
オンラインの偽情報対策には、さまざまな課題が伴う。Twitterは、Donald Trump前大統領をはじめとする著名な政治家のアカウントを停止した後、保守的な発言に対する政治的偏見があるとする根拠のない主張を否定しようとしてきた。Facebookとは異なり、Twitterは独立系のファクトチェック機関と提携していないが、公開ツイートに対するキュレーションによって、誤解を招く主張を検出している。そうしたラベルが偽情報対策として、どれだけ有効であるかは不明だ。しかし、ユーザーによるツイートのファクトチェックを可能とすることで、同社はサイト上でより多くの偽情報を取り締まることができる可能性がある。
Twitterは、ゆくゆくは対象のツイート上でノートを直接表示できるようにしたいと考えているが、現時点では独立したBirdwatchページでのみ表示される。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」