無人飛行機(UAV)「HAWK30」からの通信サービス提供を計画しているソフトバンク傘下のHAPSモバイルと、成層圏気球による通信サービス提供を目指しているGoogle兄弟会社のLoonは、高高度疑似衛星(High Altitude Pseudo-Satellite:HAPS)の活用促進団体「HAPS Alliance(HAPSアライアンス)」を結成すると発表した。
HAPSは、成層圏を飛ぶ飛行機や気球のこと。成層圏は通常の航空路より高度が高く、気象変化の影響を受けないため、一般の飛行機より長時間の連続飛行が可能。地上インフラより高高度で、かつ人工衛星に準じる高度を飛行することにより、それぞれ補完する機能を提供し、通信ネットワークの整っていない地域にインターネット接続環境を構築できる。
HAPSモバイルとLoonはHAPSアライアンスを通じ、HAPS活用に必要な技術の仕様策定、相互運用のための標準化などに取り組む。さらに、各国の規制当局および官公庁に対する働き掛けも実施する。
発表時点で参加を表明している組織は、以下の12社。
なお、HAPSモバイルとLoonは戦略的提携関係にあり、HAPSアライアンス結成はその活動の一環という。両社は、HAWK30用ペイロードの共同開発なども実施している。
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