CNET Japanの編集記者が気になった話題などを紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。主にゲームを中心としたエンターテイメント領域を取材している佐藤が担当。11月17日に東京都内のイベントホールにて開催された、iOS/Android向けアプリ「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」(ミリシタ)の関連CD「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! MILLION THE@TER GENERATION 16&17」発売記念イベントの模様をお届けする。
ミリシタは、バンダイナムコエンターテインメントがモバイルゲームを基点として展開している「アイドルマスター ミリオンライブ!」をテーマとした、アイドルライブ&プロデュースゲーム。そしてゲーム内イベントと連動した楽曲や、劇中劇となるドラマパートを収録した関連CD「MILLION THE@TER GENERATION」(MTG)シリーズが、バンダイナムコアーツ(ランティスレーベル)からリリースされている。
購入者を対象とした発売記念イベントも恒例で、キャスト陣によるトーク&ミニライブが行われている。今回は、MTG16からユニット「ピコピコプラネッツ」の田村奈央さん(木下ひなた役)、麻倉ももさん(箱崎星梨花役)、稲川英里さん(大神環役)、夏川椎菜さん(望月杏奈役)、MTG17からユニット「STAR ELEMENTS」の山崎はるかさん(春日未来役)、木戸衣吹さん(矢吹可奈役)、種田梨沙さん(田中琴葉役)が出演した。なおステージは同日に2回行われ、本稿は1回目の模様となっている。
CDの発売はMTG16が4月、MTG17が5月であり、約半年ほど経過して実現した今回のイベント。その間には、各ユニットの大きな見せ場にもなった6thライブツアーや追加公演も行われており、場内は再会の喜びとリラックスした雰囲気に包まれていた。そして、この日は田村さんと種田さんが進行役としてステージを進めた。冒頭では、先に行われたMTG18の発売記念イベントを山崎さんが見学したことについて触れられ、興奮気味に感想を語る山崎さんの“プロデューサーさん”(※アイドルマスターシリーズのファンのこと)っぷりで盛り上がっていた。
トークでは、それぞれのCDについて触れられた。MTG16の楽曲については、夏川さんが「メンバーが感じる波動を突き詰めた曲」と表現。また楽曲「ピコピコIIKO! インベーダー」の曲中にある「ピピコ!……」から続くフレーズが、わかっていても言いにくいといった話題が飛び出していた。また、ピコピコプラネッツはゲーム内において、子ども向けバラエティ番組のお姉さんとして、歌とダンスが大好きで地球人を“せんのー”し“せーふく”するミリオン星人という役どころであり、楽曲も子ども向け番組をイメージしたもの。今回の会場が遊園地内にあったことから、種田さんからは園内の子どもたちに、歌ってる姿を見てもらったら真似をするのでは、という希望も話していた。
MTG17の楽曲「Episode. Tiara」については、STAR ELEMENTSの3人がそろって“王道曲”と表現。一方で、王道すぎてユニットとしての個性を出すことに苦心したとも語っていた。またドラマパートについても言及。アイドルを目指す候補生として3人が競い合う劇中劇となっているが、矢吹可奈として演じる神崎水桜について木戸さんは、もともと友だちのようないい子や少し悪そうなキャラでもいけるのでは、と思っていたという。かなりインパクトのある役柄となっているが、可奈が演技派であるということも話題として挙がっていた。
このほか、種田さんは収録時のエピソードとして、山崎さんと木戸さんとは別だったものの、ミリシタでアイドルたちが所属する765プロダクションの社長である高木順二朗役の大塚芳忠さんと一緒だったことから、本当のオーディションにいたような緊張感があったと振り返っていた。
ミニコーナーの「アウトオブシアターデイズ」も実施。ゲームの舞台となっている765プロライブ劇場(シアター)の外で、アイドルたちがどんなことをしているかを想像するというもの。「どこで」「何を」「誰が」のボックスからカードを引いて、そのシチュエーションにあわせた一言を考えアドリブで言うという、即興劇のようなコーナーとなっている。
実際にあった例として、「エレベーターで」「スポーツをして」「春日未来が」と、組み合わせによっては、やや無茶ぶりのシチュエーションを引き当てる可能性もある内容となっている。このお題については山崎さんが、エレベーター内で痩せる背伸びをするという運動をする光景を表現し、的確な内容ということで歓声を集めていた。このほか、稲川さんは、大阪でお腹が空いたのでたこ焼きをプロデューサーをおねだりする環、木戸さんは、高輪ゲートウェイの場所がわからずテンパる可奈、夏川さんは、眠たくてLINEでプロデューサーへ挨拶する杏奈、種田さんは、夜道で見かけたプロデューサーさんに呼びかける琴葉をそれぞれに表現。
「プラネタリウムで」「疲れて」「木下ひなたが」というお題では、田村さんが、プロデューサーと映し出された星座を見て質問しつつ眠たくなるひなたを表現していたが、だんだんと眠るのではなく「ああ、眠い」と唐突に言い出したため、場内から笑いが起きる一幕も。「電車で」「プロデューサーの前で」「箱崎星梨花が」というお題では、麻倉さんが、星梨花が初めて電車に乗ったことをプロデューサーに話し、ほかにも箱入り娘を感じさせるようなひとことで歓声を集めていた。
ミニライブでは、それぞれのユニット曲を2曲ずつ披露。ピコピコプラネッツの「ピコピコIIKO! インベーダー」では、場内が一体となったコールも巻き起こったほか、麻倉さんによる掛け声「幼年期のみんなー!」に「はーい!」と、場内の“お友達”が元気のいいお返事をする場面も。もう1曲の「Get lol! Get lol! SONG」では、輪唱も交えながら楽しむように歌っていた。
STAR ELEMENTSは、トークでも王道曲として話題が挙がっていた「Episode. Tiara」で、アイドルとしての輝きを表現。もう1曲の「ギブミーメタファー」では一転して、アイドルの競争心をむき出しにするような曲調で、コールや歓声の後押しを受けつつ3人が熱唱した。
ミニライブの合間や終盤の挨拶のなかでは、今回イヤモニを付けないで歌ったことから、コールの大きさに驚いたことや、距離感が近い発売記念イベントならではの魅力があることなどが語られていた。また、ピコピコプラネッツのメンバーは、ミリオン星人にちなみ“せんのー”や“しんりゃく”といった言葉を使いながら話していたほか、最後に挨拶した田村さんは締めくくりに「“しんりゃく”完了だべさ」と一言。そして、ラストは7人でミリシタのテーマソング「Brand New Theater!」を披露して盛り上がっていた。
■セットリスト
01. ピコピコIIKO! インベーダー/ピコピコプラネッツ
02. Get lol! Get lol! SONG/ピコピコプラネッツ
03. Episode. Tiara/STAR ELEMENTS
04. ギブミーメタファー/STAR ELEMENTS
05. Brand New Theater!/全員
撮影(photographer):江藤はんな(SHERPA+)
(C)窪岡俊之 (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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