CNET Japanの編集記者が気になった話題などを紹介していく連載「編集記者のアンテナ」。主にゲームを中心としたエンターテイメント領域を取材している佐藤が担当。5月4日に都内のイベントホールにて開催された、スマートフォン向けゲーム「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」(ミリシタ)の関連CD「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! MILLION THE@TER GENERATION 14&15」発売記念イベントの模様をお届けする。
ミリシタは、バンダイナムコエンターテインメントが展開している「アイドルマスター ミリオンライブ!」をテーマとしたアイドルライブ&プロデュースゲーム。そしてゲーム内イベントと連動した楽曲や劇中劇となるドラマパートを収録した関連CD「MILLION THE@TER GENERATION」(MTG)シリーズが、バンダイナムコアーツ(ランティスレーベル)からリリースされている。
購入者を対象とした発売記念イベントも恒例で、キャスト陣によるトーク&ミニライブが行われている。今回は、MTG14からユニット「Charlotte・Charlotte」の諏訪彩花さん(徳川まつり役)と郁原ゆうさん(エミリー スチュアート役)、MTG15からユニット「Jelly PoP Beans」の中村温姫さん(ロコ役)、戸田めぐみさん(舞浜歩役)、斉藤佑圭さん(永吉昴役)、渡部恵子さん(周防桃子役)の6人が出演した。なお同日にステージは2回行われ、本稿は2回目の模様となっている。
元号が令和となってからは初めてとなる、ミリオンライブ!のキャスト陣によるイベントであり、さらにこの日はミリシタの基本衣装にもなっている「シャイニートリニティ」を、斉藤さんが初めて着用して登場したことにも触れられ、会場に集まった“プロデューサーさん”(※アイドルマスターシリーズのファン)だけではなく、出演者も含めて序盤からテンションが高い状態となっていた。
冒頭のトークは、それぞれのCDにまつわるエピソードが語られた。MTG14の楽曲については、郁原さん演じるエミリーは大和撫子にあこがれる英国出身のアイドル、諏訪さん演じるまつりは自身のことを「姫」と呼ぶようなお姫様アイドルでもあり、2人とも和風の曲がくると想定していたという。しかし、実際にはフリフリの服を着た西洋人形をイメージさせような、洋風の曲がきたことに驚いたと振り返る。歌の収録において、ミリシタにも実装されている「だってあなたはプリンセス」では、2人揃って演じるアイドルにおける最上級のかわいらしさを求められたこと、さらにもう1曲となる「ミラージュ・ミラー」は、どこかせつなさとアンニュイな雰囲気を感じさせるように歌ったと話す。
MTG15では、ミリシタにも実装されている「月曜日のクリームソーダ」について、渡部さんが何度も聴きこむことによって理解が深まる曲と説明。また、間奏におけるコーラスで、男性らしき声で「Monday」と言っているとのことだが、4人のなかでもはじめは「Friday」や「Wednesday」など、別の曜日に聞こえたというエピソードも語られていた。また、もう1曲の「I did+I will」について、斉藤さんは歌詞に英語(カタカナ語)が多かったため、単語の意味を調べて望んだことを振り返った。一方、中村さんは、演じるロコがカタカナ語を多用した独特な喋り方をすることもあってか「私は平常運転だった」と付け加えた。
ミニコーナーの「アウトオブシアターデイズ」も実施。ゲームの舞台となっている765プロライブ劇場(シアター)の外では、アイドルたちがどんなことをしているかを想像するというもので、「どこで」「何を」「誰が」のボックスからカードを引いて、そのシチュエーションにあわせた一言を考えて言うという、即興劇とも言えるコーナーとなっている。
最初に「こいのぼりの上で」「タイムリープをしながら」「ロコが」というお題となり、中村さんはチルドレン(※子ども)になったロコで一言言い、場内と出演者から「かわいい」という言葉が飛び交っていた。「保健室で」「ロコアートを眺めながら」「周防桃子が」というお題では、斉藤さんと戸田さんが“アート”になりきるなか、渡部さん演じる桃子がお兄ちゃん(※プロデューサーのこと)に撤去させるように言い、中村さん演じるロコと言い争いをはじめてしまう。
「福岡で」「生配信しながら」「徳川まつりが」というお題では、諏訪さんがまつりとして、出演者を道行く人と見立てて、レポーターのように福岡名物などをインタビュー。「めんたいほー」(※まつりの口癖に「はいほー」「わんだほー」などがあることにちなみ)とあいさつをしたり、巻き込まれたくない出演者が微妙に距離をとって、まつりが迫っていくようなステージが展開された。最後に「シンガポールで」「令和を迎えながら」というお題で、ここまで指名されていない戸田さん、郁原さん、斉藤さんが3人一緒に挑戦。カウントダウンで令和を迎えて喜ぶ傍ら、残る3人がなぜか強い存在感を放つマーライオン3体を表現して笑いを誘っていた。
ミニライブでは、それぞれのユニットが冒頭でも紹介した2曲を披露。Charlotte・Charlotteのだってあなたはプリンセスでは、息の合った振り付けもしつつ、かわいらしさを押し出す形で披露。またミラージュ・ミラーでは、どこか意味ありげな雰囲気を出しつつ“鏡”をテーマにした独特な世界観を表現しながら歌い上げた。ちなみにミラージュ・ミラーでは、CDにおいてまつりとエミリーの声が一部で左右入れ替わっているところがあるというこだわりポイントも明かされ、再度聴いてほしいとアピールした。
Jelly PoP Beansの月曜日のクリームソーダでは、ポップななかでもレトロさを感じさせる曲調と、クリームソーダをイメージさせる“シュワシュワ”といったフレーズが特徴の楽曲。I did+I willは、どこかシティポップを彷彿させる楽曲となっており、どちらも軽快に歌い上げていた。
あいさつのなかでは感謝の気持ちを伝えるとともに、ミリオンライブ!のキャスト陣が6thライブツアーを展開しているなか、Charlotte・Charlotteの2人は5月18日と19日の神戸公演、Jelly PoP Beansの4人は6月29日と30日の福岡公演の出演が控えていることもあり、そこでの再会、さらに、その先に向けて更なる飛躍を誓っていた。そして6人でミリシタのテーマソング「Brand New Theater!」を披露。ここまで落ち着いた曲が続いていたことから、最後にコールを含む盛り上がりのある曲で締めくくった。
■ステージフォト
撮影(photographer):江藤はんな(SHERPA+)
(C)窪岡俊之 (C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
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