Twitterの最高経営責任者(CEO)Jack Dorsey氏は、TwitterがFacebookの仮想通貨(暗号資産)プロジェクト「Libra」に参加する可能性について尋ねられ、否定的な回答をした。複数のメディアが報じた。米国時間10月24日にニューヨーク市で開催されたTwitterのイベントで、Dorsey氏はその可能性は「あり得ない」と述べた。
Facebookは6月にLibraについて発表した。
あるジャーナリストによると、Dorsey氏は「Libraの目的を達成するのに、仮想通貨である必要がない」などと発言した。
Dorsey氏の発言は同日、The VergeやMashableでも報じられた。
Facebookは当初、27のパートナーとともにLibraに取り組む計画で、2020年までにメンバーを100団体にすることを目指すとしていた。しかし、Libraプロジェクトを管理する非営利組織であるLibra協会の創立メンバーに名を連ねていた、オンラインマーケットプレイスのeBay、決済サービスを提供するPayPalとStripe、金融サービス大手のVisaとMastercard、Mercado Libre傘下のオンライン決済プラットフォームであるMercado PagoがLibra協会への加盟を見送ると発表した。
Libraプロジェクトには政治家や規制当局、非営利団体らが懸念を示している。
またZuckerberg氏は先週、米連邦議会の公聴会で、LibraやFacebookをはじめとするさまざまな問題について、議員らから厳しい追及を受けた。
米CNETはLibraにコメントを求めたが、回答は得られていない。Twitterは、CEOのコメント以外に共有できる情報はないと述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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