米国が次の大統領選に向けて歩を進める中で、Twitterのポリシーをめぐる論争は過熱しているが、さらに健全な場となることを目指した同社の取り組みが功を奏してユーザー数は増加している。しかし、売上高や利益の増加にはつながらなかった。
Twitterは米国時間10月24日、第3四半期中に毎日ログインして広告を目にしたユーザー(収益化可能なデイリーアクティブユーザー:mDAU)は1億4500万人で、前年同期に報告したmDAUである1億2400万人から17%増加したと発表した。同社は、ユーザーが報告する前に悪質なツイートを削除するためのオートメーション機能の利用など、プラットフォームの健全性を高めるための同社の取り組みに触れた。最高経営責任者(CEO)のJack Dorsey氏によると、削除されたツイートの半数以上はその方法で削除されたという。
「健全性は、われわれにとって継続的なイニシアチブになる」と、Dorsey氏は24日の電話会議で述べた。
しかし、ユーザー数の増加は、売上高や利益の伸び悩みを埋め合わせることにはならなかった。同社は、売上高と利益の両方でアナリスト予測に届かなかった。9月30日締めの3カ月間のTwitterの売上高は8億2370万ドルで、前年同期比で9%増加したが、Thomson Reutersが集計したアナリスト予測の8億7390万ドルには及ばなかった。利益は1株あたり5セントで、アナリスト予測の1株あたり20セントを下回った。
同社は第4四半期の売上高を9億4000万~10億1000万ドルと予想し、これもアナリスト予測の10億6000万ドルを下回った。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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