マイクロソフト、スティック型AR用入力デバイスのデザインパテントを取得

 仮想現実(VR)や拡張現実(AR)用のヘッドセットを装着して遊ぶゲームなどは、まだまだ新しいジャンルであるため、さまざまな入力インターフェイスが提案されている。代表的なものは、左右の手に持って操作する「PlayStation Move」「Oculus Touch」など、モーションコントローラやハンドコントローラと呼ばれる入力デバイスだ。そのほかにも、Oculus VRが考案した指の動きを使う技術のようなアイデアもある。

 Microsoftも、新たなAR用ハンドコントローラを検討しているらしい。同社が米国特許商標庁(USPTO)へ出願したデザインパテント(意匠特許)が、米国時間8月22日に「AUGMENTED REALITY INPUT DEVICE」(特許番号「US D795,256 S」)として登録されたのだ。出願日は2016年6月1日。


登録されたMicrosoftのデザインパテント(出典:USPTO)

 掲載されている図面を見ると、スティック型デバイスの上面と下面にボタンらしき物が設けられていることが分かる。これを手で握るように持つと、親指と人差し指を自然とボタンを押せる位置に置けるだろう。


手で握って使えそう(出典:USPTO)

上面と下面にボタンらしき物が設けられている(出典:USPTO)

 MicrosoftはAR用入力デバイスとしているが、デザインを見る限りARに限定する理由はなく、VRシステムにも利用できるように思える。当然、Microsoftの複合現実(MR)ヘッドセット「HoloLens」と組み合わせることも可能そうだ。

 ただし、デザインパテントであるため、ボタンらしき物の機能は不明だし、デバイスがどのようなセンサを搭載しているかなども分からない。Microsoftから出される今後の情報に注目したい。

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