Surface Pro 4のバッテリ稼働時間は、連続動画再生で最大9時間とされている。動画がこれだけ見られるとなると、他の使い方ではさぞかし長時間利用ができそうだと思うかもしれないが、動画が重い処理というのは一昔前の話で、今はグラフィックスの支援機能もあってHD動画を見るときであっても、多く電力を食うわけでもない。
実際に使ってみたところ、ウェブで情報を参照しながらテキスト打ちをしてみたが、3時間ほどの利用でバッテリは50%ほどとなった。モバイル利用では完全にゼロまで使い切るのも現実的でないので、連続作業で使うなら、5時間くらいが安全な最大利用時間と考えたほうがよさそうだ。
非常に快適なサクサク感を維持しつつ5時間使えることは、人によっては評価の分かれるところだが、この高性能な薄型ボディで長時間使えることは高く評価したい。
なお、Surface Pro 4のCPUには、Intel SpeedShift Technologyなど新しい省電力技術が投入されており、Windows 10で対応した。
これがどこまで稼働時間に寄与しているのかはわからないが、連続的な作業よりも、休み休み作業するようなシーン、例えば打ち合わせをしながら何かを参照したりメモを取るような使い方では、新しい省電力機能が生きてきて、もっと稼働時間が延びるようにも思われる。
筆者のような利用法で、安全マージンを見て5時間のバッテリ稼働となれば、まる1日持ち歩いて作業を行うつもりなら電源アダプターも一緒に連れて歩きたい。
Surface 3ではUSB充電だったので、新しいProでは高性能による電源容量増加でUSB Type-Cか?と勝手な期待をしていたのだが、従来のSurface Pro 3と同じコネクタ、SurfaceConnectを使った電源アダプタで行う。
SurfaceConnectの接続方法は、非常に細い溝のようなところにコネクタをあてがうように付けると磁石の力ですっと引かれて装着が完了する。付属の電源アダプタでは充電だけだが、別売りの「Surface ドック」を使えばSurfaceConnectひとつで電源とポートリプリケータとしての機能を持つようになっている。
Surface ドックに搭載するインターフェースはMini DisplayPortが2ポート、ギガビットイーサ、USB 3.0が4ポート、オーディオ出力ポート。
全く力を入れずに装着でき、これだけのものが同時に接続できるため、自分の机の上にはこれを置いておき、外部ディスプレイやマウス、キーボード、有線ネットワークを接続しておいて、席についたらデスクトップPC的な利用も可能だ。
Surface ドックは持ち運ぶものではないため、本体の重量はずっしりするほどある。さらに底面はゴム製ですべり止めにもなっているため、Surface ドックを手で抑えなくてもポートの抜き差しができるようになっている。ポートリプリケータータイプではコネクターの抜き差しがやりにくい機種もあるが、Surface ドックは使いやすいように考えられている。
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