ドコモR&Dセンターで公開した最新5G技術--「5G Tokyo Bay Summit 2015」 - (page 4)

 ファーウェイはLAAのデモを行った。LAAとはLTEをアンライセンス周波数帯で利用し、キャリアアグリゲーションで通信速度を高める技術。アンライセンス周波数とは例えば無線LANの周波数を指す。海外では盛んに推進されているところもあり、ファーウェイが5.8GHz帯のアンライセンス周波数でLTEで運用している例もある。そして、同一周波数の無線LANと共存できることがファーウェイの特徴となる。

 展示ではLAAの基地局装置を展示し、国内では認められていないので、アンテナは大きな金属箱の中に配置して、電波漏れのないようにして実験が行われた。


LAAの装置。アンテナは別で隣の金属箱内に設置している

金属箱の中にアンテナや無線LAN装置を収納した。まさに電波暗室状態である

三菱電機やNECや三菱電機はMassive-MIMOの多素子アンテナを展示、実証実験などを行っている。これは三菱電機の44GHz帯の実験に使ったMassive-MIMO用アンテナ

NECのスモールセル用のアンテナ

NECのスモールセル向きの多素子アンテナ

この日、発表された新たな共同実験を行うベンダーのうち、キーサイト・テクノロジー、ローデ・シュワルツのブース。測定ソリューションを展示している

パナソニックは5Gの高速伝送を活用した高精細映像コミュニケーションとして、高精細画像の伝送デモを行った。現在のインターネット経由の伝送と5Gがサービスインした時期を想定した伝送と比較ができる

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