Netflixの高解像度動画のストリーミングも軽々とこなし、 「Asphalt 8」や「Grand Theft Auto: San Andreas」のような負荷の高いゲームもなめらかに動作した(後者のタイトルは、BluetoothでPS4のコントローラを接続するとプレイしやすかった)。Quadrantのベンチマークテストでは1万9887のスコアを記録したが、これは高性能のスマートフォン「Xperia Z3」とほぼ同じ水準だった。一言で言えば、このタブレットは考え得るどんな用途でもこなせるだけのパワーを持っているということだ。
ソニーはこのウエハーのように薄いボディに、4500mAhのバッテリを詰め込んだ。これはかなりの容量だ。米CNETがいつも行っている動画の連続再生テストでは、ほぼ13時間持ったが、これはかなり良い記録だ。ただし、iPad mini 2は同じテストでほぼ14時間という記録を持っている。バッテリ持続時間がどの程度持つかは、ユーザーの使い方に大きく依存する。
1日中使い続け、通勤中はゲームをプレイし、ノートPCの代わりとしても使うのであれば、もちろん毎晩必ず完全に充電する必要がある。しかし、家の中で使うのが主で、夜にソファーでウェブを見たり、料理中にNetflixのコンテンツを見たりするだけであれば、充電は1日おきでも十分だろう。
背面の8メガピクセルカメラは、スマートフォンのZ3が持つ20.7メガピクセルのカメラよりもかなり劣っているが、タブレットにはあまりよいカメラは求められていない。このカメラは、大抵の用途には十分だ。LEDフラッシュはないので、食べ物の写真がどうしても暗くなってしまうが、裏庭で楽しそうにしている犬のスナップ写真を撮るには十分なはずだ。2メガピクセルの前面カメラも、ビデオ通話や低品質の自画撮りには十分だろう。ただし、十分な光量が必要なことに注意する必要がある。
ソニーのXperia Z3 Tablet Compactは、iPad miniやGALAXY Tab Sをはじめとするプレミアムタブレットのような高解像度ディスプレイこそ持っていないが、ほかの面では十分な性能を持っている。搭載されているプロセッサは、どのようなタスクでも軽々とこなし、デザインは魅力的で、可搬性も高く、なにより防水だ。PS4の画面として使う機能は、ハードコアゲーマーを満足させられる水準ではないが、確かに機能し、すでにPS4を持っている人であれば、ほかのAndroidよりもこのタブレットを選ぶだけの理由になるだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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