総メタル仕上げの異彩を放つ英国発のハイブリッドモデル--ATOMIC FLOYD「SuperDarts」 - (page 2)

  • 銀の袋を開封するとラバー製キャリングポーチが入っている

 銀の袋を破り、ラバー製キャリングポーチを開くと、S、Lサイズ(Mサイズは本体に付属)のイヤチップのほか、DJジャックなどに使える3.5mm標準プラグ変換アダプタ、航空機用のフライトアダプタが入っている。同ブランドらしい独自のデザインと、質の高い付属品は所有欲を満たしてくれる。

 キャリングポーチはジッパーなどはなく、小銭入れのような感じでパカッと指で開けてヘッドホンを放り込める、使いやすいデザインを採用している。また、赤と黒の2トーン仕上げのイヤチップは快適な装着感を実現するだけでなく、黒い部分にはノイズを遮断する効果がある。メタルボディによる制振と合わせ「2ウェイノイズ・アイソレーション」設計が施されているため、高音質をしっかり伝送してくれる。

  • ポーチ内には、航空機用のフライトアダプタや3.5mm標準プラグ変換アダプタ、独自のイヤチップが入っている

  • 手触りの良いポーチは、指で挟んでパカっと押し開けるタイプ。コードをまとめて投げ入れる感覚で使いやすい

  • イヤピースの黒い部分にはノイズを抑える効果がある。右は逆さまから見た写真

  • ATOMIC FLOYDらしい高品位な総メタル仕上げのハウジング。製品名にあるDartsモチーフデザインが特徴的

 続いて、本体を確認していく。ATOMIC FLOYDならではの総メタルハウジング仕上げは、ギラギラしすぎることなく高級感がある。ステンレススチールを1300度の高熱で10時間焼き付けることで、本体の壁を薄く削り音響空間を拡大。ドライバの動きにパワーを増すことで、迫力の再生を実現するという。製品の名の通り、ダーツからインスパイアされたデザインが特徴的だ。手に持つとほどよい重量感がある。

  • iPhoneなどでの再生や停止、曲送り/曲戻しや音量の大小などが耳元で行なえるリモコン付き

 実際に着けてみると、耳に対して素直に収まりしっかりフィットする。個人的な感覚になるが、装着してしまえばメタルボディは思った以上に軽く感じられるため、長時間でも使えそうだ。コードは赤色を採用しており、左側にはiPhoneなどでの操作や通話が行なえるマイク付きリモコンが付けられている。音楽の再生や停止、曲送りや音量調整が耳元でこなせることは、特に電車での通勤通学のラッシュ時などで効果絶大だ。

 なお、分岐部からプラグにかけてはコードの素材が変わっており、布地をまとった絡みにくい仕上げとなっている。プラグはハウジングと合わせた高品位なメタル処理で重厚感がある。

  • iPhoneなどでの再生や停止、曲送り/曲戻しや音量の大小などが耳元で行なえるリモコン付き

  • ファッションアクセサリーのようなコード分岐部。デザイン面にはこだわりが感じられる

  • 絡みにくい赤色コードの先には、ハウジングとデザインを揃えた高品位な3.5mmプラグがある

  • コンパクトボディに低域用のダイナミック型と中高域用のBA型、2つのドライバを搭載

 特徴的な外観やデザインが目立つ本製品だが、肝心の中身ももちろん申し分ない。冒頭にも書いた、2013年のヘッドホントレンドとなっているダイナミック型とBA型のハイブリッド式デュアルドライバを搭載。ダイナミック型には低域を、BA型には中高域を担わせ、さらに総メタル仕上げのボディと合わせることで、力強い低音と解像度に優れた中高音による原音再生への追求が図られている。

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