銀の袋を破り、ラバー製キャリングポーチを開くと、S、Lサイズ(Mサイズは本体に付属)のイヤチップのほか、DJジャックなどに使える3.5mm標準プラグ変換アダプタ、航空機用のフライトアダプタが入っている。同ブランドらしい独自のデザインと、質の高い付属品は所有欲を満たしてくれる。
キャリングポーチはジッパーなどはなく、小銭入れのような感じでパカッと指で開けてヘッドホンを放り込める、使いやすいデザインを採用している。また、赤と黒の2トーン仕上げのイヤチップは快適な装着感を実現するだけでなく、黒い部分にはノイズを遮断する効果がある。メタルボディによる制振と合わせ「2ウェイノイズ・アイソレーション」設計が施されているため、高音質をしっかり伝送してくれる。
続いて、本体を確認していく。ATOMIC FLOYDならではの総メタルハウジング仕上げは、ギラギラしすぎることなく高級感がある。ステンレススチールを1300度の高熱で10時間焼き付けることで、本体の壁を薄く削り音響空間を拡大。ドライバの動きにパワーを増すことで、迫力の再生を実現するという。製品の名の通り、ダーツからインスパイアされたデザインが特徴的だ。手に持つとほどよい重量感がある。
実際に着けてみると、耳に対して素直に収まりしっかりフィットする。個人的な感覚になるが、装着してしまえばメタルボディは思った以上に軽く感じられるため、長時間でも使えそうだ。コードは赤色を採用しており、左側にはiPhoneなどでの操作や通話が行なえるマイク付きリモコンが付けられている。音楽の再生や停止、曲送りや音量調整が耳元でこなせることは、特に電車での通勤通学のラッシュ時などで効果絶大だ。
なお、分岐部からプラグにかけてはコードの素材が変わっており、布地をまとった絡みにくい仕上げとなっている。プラグはハウジングと合わせた高品位なメタル処理で重厚感がある。
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