米国で販売されるPS4には、複数のモデルは用意されていない。用意されているのは、400ドルに設定された500Gバイトモデルの1つだけだ。これはXbox Oneよりも100ドル安いが、Xbox Oneにはカメラと音声・モーションセンサがついた周辺機器「Kinect」が同梱されている。「PlayStation Camera」を買えば、さらに60ドルかかることになるが、これについては後述する。このPlayStation CameraはKinectと同じ機能を一部実現しているが、Microsoftのものと比べると、洗練度も低く、システムへの統合の水準も低い。
ソニーはまた、北米で早期に購入したユーザーに対して、「PlayStation Plus」と、音楽ストリーミングサービス「Music Unlimited」の1カ月分の無料利用権、そして「PlayStation Store」で利用できる10ドル分のクレジットを提供している。発売日からPlayStation Plusで無料ダウンロード可能なタイトルには、「Resogun」と「Contrast」が含まれている(一部のPS3タイトルを所有しているユーザーは、期間限定で、それぞれ10ドルでPS4版にアップグレードできる)。
そのコンパクトなサイズにも関わらず(少なくともXbox Oneよりは小さい)、PS4はそのボディの中に巨大なパワーを秘めている。本体は高さ2インチ(53mm)、幅11インチ(275mm)、奥行き12インチ(305mm)で、重さは約2.8kg。8GバイトのGDDR5 RAMを搭載している。CPUは低消費電力x86-64の「Jaguar」8コアチップで、グラフィックチップは1.84TFLOPものパワーを持つAMDの次世代「Radeon」だ。だが、こういった細部は技術に興味がない人にはあまり意味がない。PS4の中身は、ミドルレンジからハイエンドのゲーミングPCに匹敵するものだと言っておけば十分だろう。
これまでのPlayStationシリーズと同様、PS4の500Gバイトハードディスクは、ユーザーが交換可能だ(標準的なノートPC用のHDDやSSDであれば使える)。ソニーが今回もこの方針を継続したことには敬意を表したい。500Gバイトは十分な容量に思えるかもしれないが、ゲームのサイズが1本50Gバイトを超え始めており、この容量では数年も持たないかもしれない。
PS4のデザインは、地味で控えめながら、アングルがついた斬新なものだ。前面はユーザーに向かって傾斜しており、右側の2つのUSB 3.0ポートと、左側の6倍速Blu-rayドライブを上手に目立たなくしている。その間にはタッチセンサ式の電源ボタンとイジェクトボタンが配置されており、起動するとPS3でおなじみのビープ音がする。
PS4の背面には、従来のPlayStationシリーズと同じ通常の電源コネクタに加え、4つのシンプルなインターフェースが並んでいる。左から順に、光オーディオデジタル出力、HDMI、イーサネット、そしてPlayStation Camera接続に使用するAUX端子だ。
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