新しい「Xbox Live」は、既存のサービスとユーザーネームを基に、Xbox One向けに30万台というとてつもない数のサーバを用意する予定だ。マッチメイキングサービスは、ユーザーが映画鑑賞やウェブブラウジングなど、ほかの作業をしている間に行われ、より大規模で、接続の素早いゲーム対戦も約束されている。Microsoftは、Xbox Oneに搭載される、有望と思われるいくつかのクラウドサービスについて話をしている。その中には、ユーザーベースのクラウドゲーム保存、プレイ動画のアップロード、さらにはクラウド処理を強化したゲームの可能性なども含まれている。これが実際にどのようになるかは不明だ。
Microsoftは、最初の年にXbox One向けの8つの新しいフランチャイズを計画しており、これは続編に依存しすぎているプラットフォームにとっては期待できる兆候だ。もちろん、「Forza 5」は紹介されたが、「ALAN WAKE」の開発者たちが生み出した「Quantum Break」と呼ばれる新作タイトルは、大規模スタジオのデザインと映画のような雰囲気が、「PlayStation」の方でより見慣れている種類のゲームのようだった。しかし、悪いニュースもいくつかある。PlayStation 4と同様、Xbox OneにはXbox 360ゲームへの後方互換性はない。さらに詳しい情報は、Xbox Oneゲームについてこれまで分かっていることについてまとめた記事を読んでほしい。
発表イベントでは、ソーシャルテレビプラットフォームとしてのXbox Oneの役割を示すものとして、「Xboxは、新たなウォータークーラー(人々が立ち話をする場所)になる」という発言があった。そのために、MicrosoftはXbox One向けにテレビ番組や独自の番組編成を開発し、Netflixのような独自の番組編成を目指して大きく飛躍しようとしているようだ。Steven Spielberg氏は、「Halo」をベースとした新しいテレビシリーズの制作を発表した。またNFLは、ファンタジーフットボールのデータとのある程度のインタラクションや、NFL放送と連携したSkypeについてのデモンストレーションを行った。
Xbox Oneは「2013年中」に発売予定だ。価格と具体的な発売日についてはまだ分からないが、いずれにしてもElectronic Entertainment Expo(E3)開催まであと数週間である。簡単に言えば、Xbox Oneには、われわれが知らないこと、そして知りたいことがまだいくつかあるということだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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