Wii U本体は、初代「Wii」と比べてさほど大きくなく、高さ1.8インチ(46mm)、幅6.8インチ(172mm)、奥行き10.5インチ(268.5mm)だ。Wiiよりもかなり奥行きが大きいが、それでも現世代の他のゲーム機と比べればかなり小さい。電源コードには途中にかなりの大きさのアダプタの箱がついているが、しまうのはさほど大変ではないはずだ。
背面には、任天堂のゲーム機として初めてとなるHDMIポートがついている。信じられないかもしれないが、Wii Uは同社の初めてのHD対応ゲーム機なのだ。また、Wiiと同じコンポーネント出力、あるいはコンポジット出力のためのAVポートがあり、センサーバースロットもある。Wii Uは1080pまでの映像信号を出力できる。
Wii Uには、前面に2つ、背面に2つの、合計4つのUSB 2.0ポートがある。前面にはSDカードスロットもあり、ユーザーは自分のUSBメモリを接続して、メモリを拡張することもできる。
GamePadは、854×480ピクセルの解像度を持つ、6.2インチの16:9ワイド画面抵抗膜式タッチスクリーンを備えている。コントローラそのものは、重さ約1ポンド(約453.6g)で、幅10.2インチ、高さ0.9インチ、奥行き5.3インチだ。中には、一般的に使われているほとんどのモーションセンサやその他のモバイル技術が詰まっている。GamePadの左右にはアナログスティックがあり、やはり右と左にトリガーボタンとバンパーボタンがある。また、加速度計とジャイロスコープも備えている。さらに、前面カメラ、マイク、ステレオスピーカ、ヘッドホンジャック、赤外線ポート(テレビやケーブルテレビのセットトップボックスの操作に使う)、使い道の分からない接続ポート、それからNFCチップまで搭載している。DSや3DSと同様に、本体背面には上手にスタイラスが収納されている。
ゲーム機本体とGamePadには、どちらもこの手の光沢のある黒いプラスチックのケースによく見られるように、指紋が付きやすい。この外見も、見栄えはいいのだろうが、GamePadを数日間も使えば、拭き取りが必要なくらい汚れて見えるようになってしまう。
GamePadが印象的なハードウェアであることは間違いないが、任天堂はまだこれらの機能のうちいくつか(例えばNFC)については、どうシステムと関わるかを説明していない。Wii Uは今後GamePadを2つまでサポートできるようになるとされているが、今のところ2つ以上のGamePadを使用するソフトウェアやゲームは存在していないので、任天堂は当分GamePadを別売りすることはないだろう。
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