これは先程申し上げた、ヘアサロンがFacebookに取り組めない3つの理由の1つである「コンテンツ自体がない」という問題をクリアするために用意しました。
現在VOGUE JAPANのヘアスナップと、ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンからの海外ドラマという2つのコンテンツを提供していただいています。どちらも以前からお付き合いがあり、SPSをはじめるにあたってお声がけをさせていただきました。
VOGUE JAPANは、どこのヘアサロンにも置いてある最先端のファッション雑誌ですよね。その雑誌コンテンツをはじめとしたデジタル化に積極的なコンデナスト・デジタルと、ちょうどタイミングよくパートナーを組むことができました。
ヘアサロンは待ち時間が長いのでぜひ動画を取り入れたいと思っていたんですが、ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンさんに伺ったら、海外ドラマの1話分が約45分だと。これはヘアカラーの待ち時間とほぼ同じなので、時間的にはぴったりということで、先方からご提案いただきました。まずは第1弾として、最新作の第1話を収録したDVDをプレゼントするという形でスタートしています。
SPSを始めた狙いの一つでもありますが、ヘアサロン同士がつながり美容業界としてまとまると、ほかの業界やメディアに注目されるだろうな考えていたんです。そういう意味では、共通のプラットフォームを用意できたからこそ、実現したサービスだと感じています。
はい。1人のスタイリストが作ったヘアスタイルを公開する時「他店でも公開して良いか」という認証を出して、OKならば他店でも写真がシェアできるようになっています。
実はこの機能それほど利用されてないかな、と当初は思っていたんです。ヘアスタイルはスタイリストにとってもとても大事なものですから、それを他店のFacebookページに掲載されるのを敬遠される方もいらっしゃるかなと。
実際はじめてみたら「他店で公開してよいか」というチェック項目へのOKが、予想以上に付くんですね。活用してもらえたらうれしいと思っていましたが、正直意外な反応でした。
このあたりの反応は、お互いにヘアスタイルを見せあうことで吸収できる、というスタイリストの感覚がソーシャルメディアにマッチしているんだということが今回よくわかりました。
ヘアスタイルのコンテンツはどうしても行き詰ってしまうことがある。ですから、私どものほうでいくつかご用意しようかなと思っていたのですが、この機能があることでその必要はなくなりそうです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
パナソニックのV2H蓄電システムで創る
エコなのに快適な未来の住宅環境
企業や自治体、教育機関で再び注目を集める
身近なメタバース活用を実現する