チリのプンタアレナスで、タールマカダム舗装の滑走路に止まっているアイスブリッジ調査のDC-8。ベリングスハウゼン海とアムンセン海上空の11時間の飛行から戻ったばかりだが、それも日常的なことのように見える。
アイスブリッジ調査の飛行機は、5週間の期間中、合計で21回南極上空を飛行し、飛行距離はほぼ10万マイル(約16万km)に達した。ラモント・ドハティー地球観測研究所の重力計チームで共同主任研究員を勤めるMichael Studinger氏は、DC-8がカリフォルニアにあるNASAドライデン飛行研究センターに向けて帰路に発った11月24日、ブログ記事に次のように書いている。
「この期間、南極にある多くの氷河や氷棚の氷表面の海抜について、高精度の測定値を収集した。また、氷河氷や積雪の厚さをマッピングし、ウェッデル海やロス海で海氷の水面からの高さと雪の厚さを測定した。さらに、重力測定値を収集したので、浮遊する氷舌の下にどの程度深くまで海水があるかを推定できる」
提供:NASA/Steve Cole