フォトレポート:南極の氷と海面上昇への影響--NASAのアイスブリッジ調査 - 12/15

文:Jonathan Skillings(CNET News) 翻訳校正:川村インターナショナル2009年12月03日 07時30分
 西南極のベリングスハウゼン海にある海氷。10月21日に2000フィート(約610m)上空から撮影された。

 Markus氏は、アイスブリッジ調査のFAQで次のように述べている。「海氷の形成と溶解は、海洋循環に対して非常に大きな影響を及ぼしている。海洋循環は巨大な熱ポンプのように作用して、地球の気候を安定させている。この『熱塩循環』は、温度と塩分濃度によって起こる。この循環の興味深いところは、海の深いところにある底層水の水塊が、北極と南極の極緯度地方においてのみ大気と接するという点だ。塩分を含まない海氷が成長したり溶けたりすることで海洋の塩分濃度が変わると、地球規模の循環に影響が及ぶ。この過程は複雑だが、これが非常に重要であるのは、基本的にこのような理由だ」
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 西南極のベリングスハウゼン海にある海氷。10月21日に2000フィート(約610m)上空から撮影された。

 Markus氏は、アイスブリッジ調査のFAQで次のように述べている。「海氷の形成と溶解は、海洋循環に対して非常に大きな影響を及ぼしている。海洋循環は巨大な熱ポンプのように作用して、地球の気候を安定させている。この『熱塩循環』は、温度と塩分濃度によって起こる。この循環の興味深いところは、海の深いところにある底層水の水塊が、北極と南極の極緯度地方においてのみ大気と接するという点だ。塩分を含まない海氷が成長したり溶けたりすることで海洋の塩分濃度が変わると、地球規模の循環に影響が及ぶ。この過程は複雑だが、これが非常に重要であるのは、基本的にこのような理由だ」

提供:NASA/Jane Peterson

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