Appleが2010年夏に「iTunes 10」発表の一環として公開したソーシャル音楽サービス「Ping」に、重要な連携機能が新たに追加された。Twitterユーザーが、自分のアカウントをリンクできるようになった。
「アカウントをリンクしておくと、Ping上で投稿したり、『Like』を選択したり、レビューしたり、友人に楽曲またはアルバムを購入した理由を伝えたりしたときに、そのアクティビティが、再生可能な楽曲のプレビューと、『iTunes』で購入してダウンロードするためのリンクとともに、自分のTwitterフォロアーにもツイートされる」とTwitterブログの投稿には説明されている。
この連携は大きい。Pingは、Apple製品にしては珍しく、ローンチ時にあまり注目されなかったものの1つだったからだ。その最大の理由は、長い間うわさされてきたこのiTunesにおけるソーシャルネットワークの取り組みが、FacebookともTwitterとも同期していなかったためである。Appleは発表時、Pingユーザーは自分のFacebookの友だちと同期できるようになる予定だと述べたが、それが実現されることはなかった。Appleの最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏は、Facebook側の「やっかいな条件」が理由で、Facebookとの交渉が決裂したことを示唆した。FacebookとAppleの間にこれまで、まったく提携関係がなかったわけではない。「iPhoto」のアップロードに「Facebook Connect」を利用することができるし、このユニバーサルログインツールには、「iPhone」専用のバージョンも存在する。
しかし、Twitterの条件は明らかにもっと柔軟である。iTunesの楽曲プレビュー機能は、Twitter.comのインターフェースにまで統合されており、数カ月前にローンチされた新デザイン「New Twitter」のさらなる新機能となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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