「iPhone 4」を「誤った持ち方」で握ると受信問題が起きる問題で、Appleから有効な解決策がまもなく提供されるらしい。
AppleInsiderによると、現在「iOS 4.0.1」ソフトウェアフィックスが準備中であり、早ければ米国時間6月28日にも提供される可能性があるとされていた。具体的には、Appleの技術サポートフォーラムであるApple Discussionsでユーザーから、iOS 4.0.1アップデートが週の初めにも提供される予定であることを認めるApple担当者のコメントを見たという報告が寄せられていたが、該当のコメントや関連のスレッドはすでに削除されている。
iPhone 4では、24日に発売が開始された当初から、特定の持ち方で本体を握ると受信電波が弱くなったり、場合によっては途切れたりして、通話が切れてしまうという不満の声がインターネット上にあふれ始めた。その後まもなく、左手でiPhone 4を握ると本体周囲のアンテナ部分に干渉し、その結果信号が弱まってしまうことがユーザーらによって確認された。
Appleは24日遅くになってこの問題を認めたものの、どのような携帯電話でも起こりうる問題だと説明した。同社はiPhone 4のユーザーに対し、ケースを購入するか異なる持ち方で握ることを勧めたが、このことは当然ながら、すでに199ドルないし299ドルの代金を払ってiPhone 4を購入したユーザーの怒りを助長する結果となった。Appleが28日に発表したところによると、iPhone 4は発売から3日間で170万台が売れたという。
このアンテナ問題は、ユーザーにとっては驚きだったかもしれないが、一部専門家は早くから予想していた。iPhone 4が発売される2週間前には、アンテナの専門家でデンマークのオールボルグ大学教授のGert Frolund Pedersen氏が、iPhone 4のアンテナ配置について懸念を示していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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