NECの無線機がO-RAN仕様準拠の認証を取得

~Japan OTICからの認証は第1号~

NECは、Japan OTIC(注1)から、自社の5G基地局装置の無線機(Radio Unit(RU))がO-RAN ALLIANCE(Open Radio Access Network Alliance)(注2)が定めるO-RANフロントホールインタフェース仕様(注3)に準拠していることを認定する「O-RAN Certification認証」を取得しました。なお、本無線機は、通信プラットフォームをグローバルに展開する楽天シンフォニー株式会社に納入し、グローバルへ展開されています。

本認証は、Japan OTIC設立後第1号のものです。グローバル大手ベンダーでは業界に先駆け、NECが初めて本認証を取得しました(注4)。

Japan OTICは、一般社団法人YRP研究開発推進協会と株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社、ソフトバンク株式会社及び楽天モバイル株式会社により、2022年12月にO-RAN ALLIANCEが定める国際的な標準仕様に基づく試験・認証を行う拠点として横須賀市に開設されました。今回の認証はJapan OTIC、楽天モバイル株式会社が構築した試験環境を使用しました。O-RAN仕様への適合性、O-RAN インターフェースに接続された機器間同士での相互接続性、システム機能、パフォーマンス等の試験項目をクリアし、取得したものです。

O-RAN仕様への適合性の認証を受けたことで、本製品をマルチベンダー環境のシステムに導入する際の、基地局装置間の相互接続性検証の効率化、装置導入までのリードタイム短縮を図ることが可能となり、通信事業者のオープンRANエコシステム構築を容易化します。

NECは今後も、O-RAN仕様に準拠した装置のグローバルでの普及と発展およびオープンな5G市場の活性化に貢献していきます。

(注1)Japan OTIC:リンク
(注2)O-RAN ALLIANCE:5Gをはじめとするオープンかつ拡張可能な次世代の無線アクセスネットワーク実現を目指し、標準化を推進する国際的な業界団体。
(注3)「O-RAN ALLIANCE」で策定された基地局装置の親局と無線子局の間をつなぐオープンインタフェース。
(注4)調査会社のOmdia社が発行している“Market Landscape: RAN Vendors 2023”で紹介されている大手RANベンダー。リンク

◆◇本件に関するお客様からのお問い合わせ先◆◇
NEC テレコムサービス企画統括部
E-Mail:contact@nwsbu.jp.nec.com

プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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