基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験に8歳の小学3年生が合格


2023年5月17日
独立行政法人情報処理推進機構


基本情報技術者試験と情報セキュリティマネジメント試験に8歳の小学3年生が合格
~合格者の最年少記録をそれぞれ4年ぶり、6年ぶりに更新~

IPA(独立行政法人情報処理推進機構、理事長:齊藤裕)は本日、基本情報技術者試験(FE)と情報セキュリティマネジメント試験(SG)の令和5年4月度合格者を発表しました。FE、SGとも最年少合格者は8歳の小学3年生で、FEではこれまでの最年少記録である9歳を4年ぶりに、SGでは同10歳を6年ぶりに更新しました。また、FEでは87歳の合格者がこれまでの最年長記録である82歳を4年ぶりに更新しました。

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基本情報技術者試験(FE)は、ITに関する基本的な知識・技能を評価する国家試験で、ITエンジニアの登竜門という位置付けの試験です。これまでの応募者総数は約926万人、合格者総数は約119万人(注釈1)であり、情報処理技術者試験の中で累計応募者数が最も多い試験区分です。令和5年4月に実施した試験では、応募者11,294人、受験者10,513人、合格者5,928人で、合格者の平均年齢は25.1歳でした。
今回の最年少合格者は8歳の小学3年生で、平成31年度春期に合格した9歳の最年少記録を4年ぶりに更新しました。なお、小中学生(注釈2)の受験者は9名、合格者は7名でした。また、最年長合格者は87歳で、平成31年度春期に合格した82歳の最年長記録を4年ぶりに更新しました。

情報セキュリティマネジメント試験(SG)は、組織の情報セキュリティ確保に貢献し、脅威から継続的に組織を守るための基本的な知識・技能を評価する国家試験で、部門における情報セキュリティリーダー向けの試験です。これまでの累計応募者数は約23万人、累計合格者数は約11万人です(注釈3)。令和5年4月に実施した試験では、応募者2,941人、受験者2,770人、合格者2,111人で、合格者の平均年齢は36.0歳でした。
今回の最年少合格者は8歳の小学3年生で、平成29年度春期に合格した10歳の最年少記録を6年ぶりに更新しました。なお、小中学生の受験者は2名、合格者は1名でした。

表1. 令和5年4月実施のFE、SGの応募者数、受験者数、合格者数

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FE、SGとも、新型コロナウイルス感染症の拡大などを背景として、令和2年12月からCBT(Computer Based Testing)(注釈4)方式による試験を実施してきました。さらに、本年4月からは試験実施を通年化したため、これまで一定期間かつ年2回のみであった受験機会が最大年12回(注釈5)に増え、受験者は自身の都合にあわせて年間を通じて申込が可能となりました。

情報処理技術者試験のなかでエントリーレベルに位置付けられるITパスポート試験では、平成23年からCBT方式で通年試験を実施しており、昨今の企業や組織におけるDX推進を背景に年間応募者数が年々増加を続け、昨年度は25万人を超えました。FE、SGの通年化による利便性向上により、ITパスポート試験の合格者が一つ上のレベルであるFE、SGにもチャレンジし、より高度なIT知識・技能を理解することで、個人のスキルアップや企業のデジタル人材育成が促進することをIPAは期待しています。

FE、SGの応募者数・受験者数・合格者数等、統計に関する詳しい情報は、IPAのウェブサイトで公開しています。

統計情報(基本情報技術者試験)
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統計情報(情報セキュリティマネジメント試験)
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(注釈1) 旧制度の第二種情報処理技術者試験を含む昭和44年度(1969年度)から令和4年度(2022年度)までの累計。
(注釈2) 受験申込み時のアンケートに基づき集計。
(注釈3) 情報セキュリティマネジメント試験を創設した平成28年度(2016年)から令和4年度(2022年度)までの累計。
(注釈4) コンピュータを利用して実施する試験。受験者は試験会場に行き、コンピュータに表示された試験問題にマウスやキーボードを用いて解答する。
(注釈5) 一度受験した試験区分の再申込み時に受験日として指定が可能な日は、前回の受験日の翌日から起算して30日を超えた日以降、という再受験規定(リテイクポリシー)による。

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