マクニカ、埼玉県職員約12,000名の「行政事務のデジタル化」を支援

~「Box」「Okta」の導入により、ペーパーレス・テレワークを促進~

半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス&ソリューション・プロバイダーの株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:原 一将、以下マクニカ)は、埼玉県が推進するデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みを、コンテンツクラウドのBoxおよびアイデンティティ管理のOktaの販売および導入構築により支援いたしました。

■本支援の背景
埼玉県では2021年3月に、行政のデジタル化や社会全体のDXを推進する上での方針や施策を定めた「埼玉県デジタルトランスフォーメーション推進計画」を策定しました。行政のデジタル化を着実に推進するとともに、社会基盤としてのデジタルインフラを浸透させることで「社会全体のDX」を実現し、快適で豊かな、真に暮らしやすい、新しい埼玉県への変革を目指しています。
この計画の取り組みとして進めている「ペーパーレス化」「テレワーク」の実現のために、一般競争入札において、マクニカが一次代理店として取り扱う、コンテンツクラウド基盤の「Box」、クラウド型アイデンティティ管理・統合認証サービスの「Okta」と、パートナー企業の取り扱うZoom等の他製品が合わせて採用され、支援を行うことになりました。

■本支援の具体的な取り組み
行政事務のデジタル化のため、Boxの活用により庁内の様々なシステムやキャビネットに分散していた情報資産を電子化、クラウド化し、一元管理できる仕組みを作り上げました。定期的に職員の大規模な人事異動があるため、マクニカが独自で開発したプロビジョニングツール「Hakonnect(ハコネクト)」も合わせて導入し、Boxのアカウント管理、フォルダ作成、アクセス権付与などの作業を、自動で行える環境を構築しました。ファイルの閲覧やダウンロードのログの取得により、情報漏洩、内部不正対策に活用できます。
また、 Okta をアイデンティティ管理基盤とし、BoxやZoomといったクラウドサービスへのシングルサインオンを実現しました。セキュリティ強化のために、多要素認証も実施しています。LDAPやCSVファイルに点在していたユーザー情報を総合的に取り込むことで、プライベートクラウドでの管理体系を維持したまま、クラウドサービスの利用に対応したアイデンティティ管理基盤を構築しました。


■導入による効果
 テレワークで業務を継続できる環境を整備するだけでなく、下記のような効果を発揮しています。
【Box】
 90%のペーパーレス効果(トライアル時のモデル部署において)
 資料の保管場所が一元化され、管理や検索性が向上
 Hakonnectによる人事異動時の権限付与の自動化・効率化
 ISMAP対応であることや、閲覧・ダウンロード等のログ取得によるセキュリティ強化
 日本リージョンへのデータ保管による、日本法への準拠

【Okta】
 複数のクラウドサービスへのシングルサインオンによる利便性向上
 多要素認証により庁外からのクラウドサービス利用時のセキュリティ向上
 認証基盤のクラウド化(IDaaS)で、バージョンアップの工数削減
 複数のデータソース(Active Directory, LDAPサーバ, CSVファイル)からユーザー情報をインポートし、クラウドに統合
 99.99%の高い可用性と、日本法への準拠によるセキュリティレベルの確保


また、本支援に対する取り組みについて、以下の通りコメントをいただいております。

株式会社Box Japan 代表取締役社長 古市 克典 様
当社は創業以来、働き方の変革をミッションに、コンテンツクラウド「Box」を中心として複数のSaaSやクラウドソリューションとの「Best of Breed」(ベスト・オブ・ブリード)による連携で最適なデジタルワークプレイスの実現を推進してまいりました。この度、埼玉県様において、マクニカ様のご支援のもと県庁職員の皆様の生産性の高い働き方やワークライフバランスを実現する仕組みを”Best of Breed”で提供できたことを大変喜ばしく感じております。今後も当社は多くのパートナー様と一緒に社会で求められる多様な働き方を支える「デジタルワークプレイス」を推進するため、より一層尽力してまいります。

Okta Japan株式会社 代表取締役社長 渡邉 崇 様
この度、マクニカ様のご支援により埼玉県様におけるDXへのお取り組みが進み、その中でもOktaが各クラウドサービスへの入り口として、利便性とセキュリティの双方を両立した環境を実現する一翼を担うことができたことを大変嬉しく思います。Oktaは“あらゆる人があらゆるテクノロジーを安全に使うことが出来る世界を実現する”をビジョンに、世界中で15,000以上のお客様に利用いただいているアイデンティティ管理の認証基盤です。今回を皮切りに、自治体・公共団体様を始めとした多くの日本の企業・団体様にテクノロジーを安全にお使いいただけるよう、マクニカ様と共にサービスの提供や、さらなる改善に積極的に努めてまいります。

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※本文中に記載の社名及び製品名は、株式会社マクニカおよび各社の商標または登録商標です。
※ニュースリリースに掲載されている情報(製品価格、仕様等を含む)は、発表日現在の情報です。 その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご承知ください。

【埼玉県について】
埼玉県
所在地 埼玉県さいたま市浦和区高砂3-15-1
URL リンク
首都圏を構成する県の一つであり、推定人口は都道府県別で全国第5位(7,336,455人、2022年1月1日現在)。荒川や利根川などの豊かな河川、秩父の美しい山並み、見沼田んぼや武蔵野の雑木林をはじめとする自然に加え、「交通の要衝」として都市の賑わいと便利さを併せ持つ。全国有数の農業県でもあり、世界に誇る伝統や文化も多数。

【株式会社マクニカについて】
マクニカは、1972 年の設立以来、最先端の半導体、電子デバイス、ネットワーク、サイバーセキュリティ商品に技術的付加価値を加えて提供してきました。従来からの強みであるグローバルにおける最先端テクノロジーのソーシング力と技術企画力をベースに、AI/IoT、自動運転、ロボットなどの分野で新たなビジネスを展開しています。「Co.Tomorrowing」をスローガンに、最先端のテクノロジーとマクニカが持つインテリジェンスをつなぎ、ユニークなサービス&ソリューションを提供する存在として、社会的価値を生み出し未来社会の発展へ貢献していきます。当社は、横浜に本社を構え、世界23ヶ国85拠点をベースにグローバルなビジネスを展開しています。詳細はWebサイトリンクをご覧ください。


<本件に関する報道関係者からのお問い合わせ先>
株式会社マクニカ  リンク
コーポレートマーケティング統括部 広報室 宮原、磯崎 e-Mail:macpr@macnica.co.jp
〒222-8561 横浜市港北区新横浜1-6-3 マクニカ第1ビル

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