FITELnet(R)ルータの統合管理クラウドサービス「Fらくねっと(R)」を開始


● ルータブランドFITELnet(R)シリーズを統合管理するクラウドサービス「Fらくねっと(R)」の提供を開始
● 複数機器の状態監視、設定の一括変更、ファームウェアの一斉バージョンアップなど、運用を効率化
● 近年のSaaS利用増加に伴い必要不可欠なローカルブレイクアウト(LBO)のポリシー情報の配布など柔軟な運用をサポート

 古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区大手町2丁目6番4号、代表取締役社長:小林敬一)は、ルータブランドFITELnet(R)ルータを統合管理し、ネットワークの運用・管理負荷を低減するクラウド型サービス「Fらくねっと(R)」の提供を2022年2月より開始しました。
 Fらくねっと(R)は、ネットワークを構築する複数のFITELnet(R)ルータをクラウド上で統合管理し、装置状態やトラフィック量の監視、機器の設定やファームウェアの履歴管理・一括変更などを管理画面上で簡単に安全に行うことができるクラウドサービスです。Fらくねっと(R)から各拠点に配置されたFITELnet(R)ルータを一元的に管理・監視することで、ネットワーク管理者の負担を大幅に軽減します。

■背景
 企業ネットワークにおけるクラウドサービス利用が加速し、ネットワークを構成する機器の運用・管理の重要性がますます高まっています。従来、各地に支店や営業所など拠点を持つ企業においては、ネットワーク機器の状態監視や設定・ファームウェアの変更のために、各拠点に置かれたネットワーク機器一台一台に対して個別に作業を行うことが必要でした。内容によっては現地での作業が必要となる場合があり、拠点数が多く、全国に展開している企業にとっては大変な負担となっています。
 また、SaaS(注1)利用増加に伴う企業ネットワークのセンター回線の輻輳解決に不可欠なローカルブレイクアウト(LBO)(注2)機能の利用において、LBOポリシー(注3)の更新や各拠点機器への配布運用が課題となっています。これらの運用課題を解決して、ネットワーク管理者の負担を大幅に軽減するために、Fらくねっと(R)サービスを開始しました。



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■内容
特長1 複数機器の統合管理が可能
ネットワーク管理者はFらくねっと(R)にログインするだけで、各拠点に配置された複数機器の情報を一元的に管理し、運用負荷を大幅に軽減することができます。



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Fらくねっと(R) サービスイメージ


特長2 過去に遡って機器の情報を参照可能

インタフェースのステータス情報やトラフィック量、ログ一覧、CPU/メモリ使用率等のリソース情報を見える化することによって、装置異常を一目で判断できるようになります。また、過去に遡っての参照も可能であるため、異常が発生したタイミングからの装置状態を追跡できます。さらに、機器の設定やファームウェアの変更履歴も管理することが可能です 。



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統計情報画面(インタフェース毎)



特長3 機器の設定やファームウェア変更の一括実施や予約実施が可能

Fらくねっと(R)では業務支援の機能として、管理しているネットワーク機器へのファームウェアや機器設定の変更を複数機器へ一括で実施することが可能です。予約実施にも対応しています。また、機器設定変更に関しては、複数機器に同じ機器設定を投入できるだけでなく、機器ごとに一部パラメータの異なる設定を一括で投入することが可能です。



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ファームアップ予約の画面



特長4 ローカルブレイクアウト(LBO)のポリシー情報を各機器に配布して適用可能

ネットワークサービス機能として、機器へのLBOポリシーの適用をサポートする機能を用意しています。当社にて用意したSaaS単位のLBOポリシーや管理者が独自に作成したLBOポリシーを選択して機器に適用することができます。拠点ごとに異なるLBOポリシーを配布することもできます。





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Fらくねっと(R)から各機器へのLBOポリシー配信イメージ


管理可能なネットワーク機器
FITELnet(R) F70、F71、F220、F221
今後は他のFITELnetシリーズや他社ネットワーク製品も管理できるように拡張していく予定です。
※既に生産が終了した機種での対応予定はありません。

ライセンス
品名:Fらくねっと(R) BASIC
有効期間:1年/2年/3年/4年/5年
価格:販売代理店にお問い合わせください。

品名:Fらくねっと(R) TRIAL
有効期間:3カ月
価格:無償


エンハンス対応(予定)
下記機能に順次対応します。


● SaaSごとのトラフィック可視化:SaaSごとの利用状況(トラフィック量やLBO定期用状況)を可視化し、過去に遡った分析も可能とします。

● アプリケーションアドオン機能との連携:FITELnet(R) F70、F71、F220、F221のアプリケーションアドオン機能と連携して、OSS(注4)アプリケーションの配信やバージョン管理を可能とします。

● ZTP(ゼロタッチプロビジョニング)対応:機器をネットワークに接続して起動するだけで、必要な設定を機器に取り込むZTP機能に対応します。

● マルチベンダ管理:FITELnetシリーズの対応だけでなく、他社のネットワーク製品も管理できるように拡張します。

● オンプレミス(注5)対応:クローズドネットワークでもFらくねっと(R)の機能を利用していただけるように、お客様のオンプレミス環境で利用することを想定したパッケージ提供に対応します。



Fらくねっと(R)詳細
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■用語解説
(注1)SaaS(Software as a Service):クラウドで提供されるソフトウェア。クラウド上でソフトウェアを稼働させ、ユーザーはネットワーク経由でソフトウェアを利用できる。
(注2)ローカルブレイクアウト(LBO):OSアップデートなどSaaSへのアクセスによる特定のトラフィックの帯域占有を、企業内のネットワークとデータセンタを介さず、直接インターネットに流す構成。
(注3)LBOポリシー:どのようなトラフィックを企業内のネットワークとデータセンタを介さず、直接インターネットに流すかを定義した情報。
(注4)OSS:ソースコードが無償で公開されていて、利用や改変、再配布が許可されているソフトウェア。
(注5)オンプレミス:使用者の管理している設備を使った情報システムの運用。

※「FITELnet」は古河電気工業株式会社の日本における登録商標です。
※「Fらくねっと」は古河ネットワークソリューション株式会社の日本における登録商標です。

■古河電工グループのSDGsへの取り組み
当社グループは、国連で採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」を念頭に置き、2030年をターゲットとした「古河電工グループ ビジョン2030」を策定して、「地球環境を守り、安全・安心・快適な生活を実現するため、情報/エネルギー/モビリティが融合した社会基盤を創る。」に向けた取り組みを進めています。ビジョン2030の達成に向けて、中長期的な企業価値向上を目指すESG経営をOpen,Agile,Innovativeに推進し、SDGsの達成に貢献します。


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古河電工グループのSDGsへの取り組み
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■Fらくねっと(R)についてのお問い合わせ先
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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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