~相談員の業務効率化を支援し、虐待の早期発見や迅速対応の実現へ~
■背景
江戸川区では児童相談所の体制や専門性の向上に向け、人材育成などの取り組みを強化しています。その一方で、職員の経験や知識などに幅が生じていることから、情報共有やノウハウの継承を図る仕組みづくりや業務改善を検討していました。その一環として、2021年8月1日より「ForeSight Voice Mining」の機能性や操作性を検証する試行運用を行った結果、業務効率化の効果が得られたことから2022年1月に本格運用することになりました。
■これまでの課題と期待できる効果
1
これまでの課題
・上司などの助言を求めたくても、対話中は相談するのが難しかった
「ForeSight Voice Mining」の機能
・キーワードを検出し、通話者以外へ自動で情報共有
期待できる効果
・対応品質の向上
2
これまでの課題
・対話中、資料などを参照するのに手間と時間を要していた
「ForeSight Voice Mining」の機能
・キーワードに応じて、資料などのモニター表示、回答提案
期待できる効果
・回答時間の短縮
3
これまでの課題
・応対記録の作成に時間を要していた
「ForeSight Voice Mining」の機能
・対話内容のテキスト化、要約化
期待できる効果
・記録作業の負荷軽減
■花園大学 和田一郎教授(社会福祉学部 児童福祉学科)のコメント
少子化の中においても、児童相談所では相談業務のニーズは高まる一方です。また、現場従事者の確保は喫緊の課題に挙げられますが、増員はなかなか難しいのが現状です。そのため、業務の負担軽減や効率化を通じ、児童相談所の適正化や体制強化を実現させる可能性を秘めた本システムの導入に期待します。
■「ForeSight Voice Mining」とは
NTT研究所の音声認識技術や日本人特有の感情の分析技術、日本語解析技術を活用したコンタクトセンターAIソリューション。2021年8月末日時点の導入実績は国内3万7,000席。リンク
*「ForeSight Voice Mining」はNTTテクノクロス株式会社の登録商標です。
*「ForeSight Voice Mining」はNTTグループのAI「corevo®」の音声認識技術を活用したサービスの1つです。
*「ForeSight Voice Mining」はNTTグループのAI「corevo®」を構成する技術の1つです。
*「corevo®」は日本電信電話株式会社の登録商標です。 (リンク)
* 記載されている商品名・会社名などの固有名詞は一般に該当する会社もしくは組織の商標または登録商標です。
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