世界初の6桁表示デジタルウオッチが国立科学博物館「未来技術遺産」に登録



セイコーホールディングス株式会社(社長 中村 吉伸)とセイコーエプソン株式会社(社長 碓井 稔)は、世界初の6桁表示デジタルウオッチ「セイコー クオーツLC V.F.A. 06LC」が、独立行政法人国立科学博物館が認定する2019年度「重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)」に登録されましたことをお知らせいたします。
本登録は、2018年度登録の世界初のクオーツ式腕時計「セイコー クオーツアストロン 35SQ」に続けてのものとなります。
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名称    :セイコー クオーツLC V.F.A. 06LC
発売年   :1973年(昭和48年)
特長    :世界初の6桁液晶表示
開発・製造 :株式会社諏訪精工舎(現・セイコーエプソン株式会社)
販売    :株式会社服部時計店(現・セイコーホールディングス株式会社)

「重要科学技術史資料(未来技術遺産)」は、世界有数の科学技術を持つわが国の科学技術の歴史を示す実物資料として2008年に制定され、次世代に継承していく上で重要な意義を持つ特筆すべき発明や開発品を独立行政法人国立科学博物館の産業技術史資料情報センターが登録を行なっているものです。

時刻表示に世界初の6桁液晶ディスプレイを採用したデジタルウオッチ「セイコー クオーツLC V.F.A. 06LC」(以下、「06LC」)。このために独自に開発したFE(Field Effect)方式液晶を搭載し、時・分・秒を常時表示できる画期的なデジタルウオッチとして1973年10月に発売され、広く内外から注目を集めました。
 当時はLED(発光ダイオード)方式やその他の液晶方式などもありましたが、開発・製造を担当した諏訪精工舎(現・セイコーエプソン)は、消費電力が低く、視認性の高いFE方式の独自開発に着手、時計に適した液晶の合成及び封入方法など様々な課題を解決するとともに、クオーツ時計で蓄積された量産技術を活用し「06LC」の開発に成功しました。
その後も積極的にデジタルウオッチの開発・製造に取り組んだ結果、世界のデジタルウオッチは「06LC」が採用した方式が主流となりました。デジタルウオッチの開発で成功を収めた諏訪精工舎は、液晶の事業化を目指すべくウオッチ以外の用途開発に乗り出し、現在では液晶プロジェクター事業に発展しています。

なお、「06LC」認定品は、セイコーミュージアム(東京都墨田区)に常設展示され、ご覧いただくことができます。

補足資料
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プレスリリース提供:PR TIMES リンク

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