GENIVIアライアンス、 ビークル・ドメイン・インターアクション計画を発表
AsiaNet 70490
新たな車載ソフトウェアのネットワーク化計画
カリフォルニア州サン・ラモン – 2017年10月10日 – 自動車メーカーと部品メーカーを対象にした、オープンで協力関係にあるソフトウェア開発コミュニティのGENIVIアライアンスは、複数の車載ソフトウェア領域をネットワーク化するのに必要なパスを定義する、オープン規格のインターフェースとコードに焦点を当てた、ビークル・ドメイン・インターアクション計画を発表します。
ソウルの全会員ミーティングで発表された、新たなGENIVIビークル・ドメイン・インターアクション計画は、システムオンチップ(SOC)の一本化という、ソフトウェア(たとえば、安全、インフォテイメント、民生電子機器等)ネットワーク化の必要性が生じた、主要市場からの要請に応えたものです。複数の車載ソフトウェア領域の一体化は、一領域で生成された情報やデータを他領域でも表示および制御する上で不可欠です。
「ビークル・ドメイン・インターフェースは注目されているテーマですが、GENIVIは必要とする複数ソフトウェアのパス定義において、独自に重要な役割を果たしています」と、GENIVIアライアンス会長のPeter Schönenbergは語りました。「多様な企業によるソフトウェアのインターフェース開発と一体化に関する、アーキテクチャーとノウハウに本領を発揮してきたことから、関係企業の協力のもと、GENIVIコミュニティはドメイン・インターアクションに求められている、オープン規格インターフェースとコードを開発していきます。
本計画の主な狙いは、必要とする複数ソフトウェア領域のネットワーク化を容易にする、一連の規格ソリューションとインターフェース(API)となります。定義した全インターフェースのコード作成というGENIVIの作業を継続し、コードの概念実証も実現した暁には公に配布します。GENIVI会員と自動車業界は、複数ソフトウェア領域機能、データ管理、その他に必要な定義したインターフェースとソリューションを活用することによって、常時恩恵を受けられることになります。これにより、一層効果的な開発、試験と品質の改良、首尾一貫した規格の活用でソリューションのバイヤーは極めて多くの選択といった効果を得られます。
加えて、効果的なソフトウェア領域を一体化させる技術を生み出すため新たに着手した作業によって、GENIVIプログラムで現行のIVIとコネクテッド車の両立を維持できるでしょう。
「GENIVIは、会員の貢献や資金援助による、オープン、IVI、そしてコネクテッド車ソフトウェア提供という使命を諦めるということはしません」と、GENIVIアライアンスの常勤役員であるSteve Crumbは語りました。「AUTOSAR、Google/Android、SOC、ハイパーバイザーのベンダーといった会員、非会員、その他の主要企業とオープンかつ協力し合い、ビークル・ドメイン・インターフェース実現のため、応用例、インターフェース定義、モデル、コード、文書、導入に向けた研修を実施していきます」
GENIVIアライアンスについて
GENIVIアライアンス (リンク )は非営利団体であり、交通業界に向けて、オープンソース、車載インフォテイメント(IVI)、コネクテッド車用ソフトウェア等の提供に注力していきます。団体は会員に対して140社を超える企業のグローバル開発コミュニティを提供、協力体制の下で世界一流のデベロッパーと自動車ソフトウェアの出資者となったことで、無料のオープンリソース自動車ミドルウェアに結びつきました。GENIVIはカリフォルニア州サン・ラモンに本社があります。
マスコミ窓口 - GENIVIアライアンス:
クレイグ・マイナー
GENIVIアライアンス
+1.248.840.8368
cminer@quell.com
(日本語リリース:クライアント提供)
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