第5回 利便性が高く衛生的な認証技術
興味がある方はお読みください。
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2020年の東京オリンピックに向け、バイオメトリクス(生体)認証を活用したフィジカルセキュリティ市場が急速に拡大しております。認証技術には暗証番号やパスワードなどの「知識認証」、鍵やカードなどの「所有物認証」、指紋や虹彩などの「バイオメトリクス認証」などがあります。知識認証は知っていることが前提とした認証であり、忘失や他人に推測されるといった欠点があります。また、所有物認証は必ず所有していることを前提とした認証であり、紛失や盗難、貸借の問題点が考えられます。バイオメトリクス認証は、指紋や虹彩などの生体の特徴を使った認証で、唯一性によりなりすましが困難で忘れない、無くさないといったメリットがあります。今回はバイオメトリクス認証の中でも特別な操作が不要で、非常に利便性の高い「顔認証」について取り上げます。
顔認証の仕組みについて
顔認証の仕組みはネットワークカメラに映った画像の中から顔を見つける「検出」と、あらかじめ登録した顔とマッチングさせる「照合」の2つの機能から成り立っています。ソリューションによっては年齢や性別を推定するものもあります。指紋認証のように装置への接触が不要であるため、利便性が高く、かつ衛生的な認証方法となります。ネットワークカメラに映った人物から特定人物を検出し、入退室での電子錠の解除、メールやパトライト点灯によるアラート通知などを行うといったようなことが実現可能です。
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