競争法違反でギリシャのハイネケン子会社に過去最高の罰金、MTBは歓迎
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【コモティニ(ギリシャ)2015年12月4日PR Newswire=共同通信JBN】ギリシャの競争委員会(HCC)は、Heineken N.V.の子会社であるAthenian Brewery S.A.に対し、ギリシャ市場での15年間にわたる組織的な競争法違反で有罪とし、オランダ所有のビール醸造会社に過去最高額となる3145万ユーロの罰金を言い渡した。
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Athenian Breweryのギリシャにおける販売方針はビール市場の競争を著しく妨げるもので、小規模なビール会社の発展を制限、消費者の選択を限定し、全体的に高い価格を招く結果となった。
この決定は疑いもなく肯定的な出来事であるが、ギリシャのビール市場の85%以上はS&Nを買収した合弁企業の共同出資者である多国籍企業のハイネケンやカールスバーグに支配されており、重大な構造的問題がいまだに存在し続けている。
HCCの決定は、ギリシャ市場を公正な競争に開放するというプロセスの第一歩にすぎない。Macedonian Thrace Brewery(MTB)はギリシャおよび欧州の当局に対し、健全な競争市場を阻害、雇用創出を制限し、最終的にギリシャ経済の成長と回復を妨げる違法な制限的慣行が続くことを阻止するため、警戒を強めるよう求めている。
この決定を発表している競争当局のプレスリリースは、ハイネケンの子会社は「(略)15年間にわたり、同社の競争相手をオントレードの消費市場(例えば、HORECAチェーンやその他の小売店)から排除し、それらの発展の可能性を制限しようとする1つに的を絞った政策を実行した。(略)Athenian Brewery S.A.は、競合ブランドやロイヤルティー、ターゲットリベートの排他性や担保権実行を条件とした重要な支払いを含む排他性を目的としたさまざまな商慣行を用いた。さらに、Athenian Brewery S.A.は卸売業者に対し、排他性を促す重要な経済的動機を提供し、競合製品を取引または導入しないよう彼らに圧力を掛けることにより、卸売りのレベルで制限的慣行に携わったことが分かった」と述べている。
この決定の発表は、リンク で見ることができる。
Macedonian Thrace Breweryは、完全にギリシャ所有のビール会社である。詳しい情報の問い合わせ先はわれわれのウェブサイトリンク または電話+30-25310-38715。このプレスリリースはMacedonian Thrace Breweryの見解と意見を表明するものである。
ソース:Macedonian Thrace Brewery S.A.
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