◎DNV KEMA Clean Technology CentreがシンガポールにR&D部門新設
AsiaNet 53843
共同JBN 0895 (2013.8.1)
【アーネム(オランダ)2013年8月1日PRN=共同JBN】DNV KEMA Clean Technology Centre(CTC)は1日、シンガポールにR&D(研究開発)部門を開設した。同部門は電力システムの信頼性、スマートグリッド、再生可能エネルギーグリッド統合に注力する。同部門はDNV KEMAの世界的なR&D活動を拡大し、アジアのエネルギー産業独自の諸問題によりよく対応する。
DNV KEMA Energy & Sustainability Asia PacificのBT・マークッセン最高執行責任者(COO)は「これはアジアにおけるR&Dへの当社コミットメントの自然の成り行きである。われわれは2010年シンガポールにCTCを設立しており、新しいR&D部門はシステムの信頼性で妥協することなく、老朽化するインフラストラクチャーに新しい技術を統合する方向に向かっているアジア市場をサポートすることになる」と語った。
Renewable Energy and T&Dサービス部門の責任者であるケルビン・タン博士は、電力システムと再生可能エネルギーグリッド統合に10年以上の経験を持ち込んで同部門を統括する。リードテクノロジストのチャン・エンキアト氏は、シンガポール電力、電力オートメーション、エネルギー市場監督庁に30年に及ぶ経験を持っている。
同部門はアジア全体の大きな成長でもたらされた技術的、政策的な問題に対応する知識と考え方に貢献する。インド、中国とともに東南アジア諸国連合(ASEAN)の発電量は、2010年の27.5%から2030年には40.1%まで増加すると見込まれている。さらに、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシア、シンガポール各政府は、今後20年にわたり設置済み再生可能エネルギー(ER)容量を拡大する意欲的目標を設定しており、東南アジアはRE投資家による投資意欲がますます高まっている。
このR&D部門は、CTCが既に過去3年にわたり確立してきたシンガポールの数々の高度教育機関との良好な関係を生かす。シンガポールのこれら機関は南洋理工大学(Nanyang Technological University)エネルギー研究所(ERI@N)、シンガポール国立大学、国立シンガポール工科・デザイン大学(Singapore University of Technology and Design)、義安理工学院(NgeeAnn Polytechnic)、その他Experimental Power Grid Centre(EPGC)など研究施設である。
CTC南東アジア地域マネジャー兼マネジングディレクターであるサンジャイ・クッタン博士は「このR&D部門の設立は、イノベーションの温床としてアジアの重要性を認めて、シンガポールの電力セクター、優秀なR&Dインフラストラクチャーそしてエコシステムが直面する諸問題への対応を支援する」と語った。
シンガポール経済開発庁のCleantech and Building & Infrastructure Solutions担当のゴー・チーキヨン事務局長は「DNV KEMAが電力システムと再生可能エネルギーに関する研究部門を設立したことは、シンガポールがアジアのクリーンテック・ハブとしてますます高度化していることを確認するものである。世界の電力クリーンテクノロジー企業は、世界市場にサービスを提供するシンガポールの熟練労働力、補完的パートナーの有用性、エネルギー研究に対する戦略的重視の政策を活用することができる」と語った。
DNV KEMAに関する詳細はリンクを参照。
ソース:DNV KEMA
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