メタデータ、LAN上のWord/Excel関連文書を5W1Hで自動検索、部署単位で社内外と連携、有害情報フィルタを搭載したビジネスSNS新製品2点を発売

各種自動化機能によりビジネスをスピードアップしコスト削減可能な社内SNS『Mextクルー』。そして文脈に応じて有害情報を適切に判定して安心運営できるマーケティングSNS『Mextウェル』が発売!

メタデータ株式会社(本社:東京都文京区、代表:野村直之)は、8日、執筆中の記事に関連したLAN上のWord/Excel文書を5W1Hの類似性で自動検索、Webクリッピングやフィードにより文書単位で社内外と連携可能な社内SNS製品『Mextクルー』を発売。また、有害情報フィルタを搭載して安心運営できるマーケティングSNS『Mextウェル』を近日発売します。両製品は、直販、システム構築、代理店、SIerへのOEM供給で、2年間で各50システムの販売を目指します。

本年、米国でビジネスSNS の市場がブレイクしました。国内でも、社内コミュニケーション、コラボレーションのツールとして、また、企業間の協業インフラとして、さらに、顧客と本音で交流する”マーケティング2.0” の仕組みとして、ビジネスSNSの活用に注目が集まっています。
しかし、多くの「ビジネスSNS」は、実際には、汎用のSNSパッケージ、一般個人向けSNSサービスと大差ないものを案件ごとにデザイン、カスタマイズして提供されていたケースが多く、特にビジネス専用に考えられたものではないように思われます。これに対し、メタデータ株式会社は、『部外秘の個人情報を自動で伏せ字化』という社内利用向け専用機能を備えたグループウェア付きSNS“MextPNE”を本年発売。同機能を他のSNS製品にも供給できる体制を既に整えています。今回の2製品は、現場の具体的なニーズを反映して大幅にパワーアップした、“MextPNE”の上位製品となります。両製品は、OpenPNE®にセマンティック解析エンジンと様々な応用機能を組み込んで開発したものです。

社内SNS特有のニーズには、次の具体例があります:
(1)「部外秘情報から顧客情報や値引き価格情報などを除いて素早く情報共有したい」
(2)「アポ調整に多大な時間を使う中間管理職が予定を素早く確実に登録・変更して関係者に周知したい」
(3)「ミーティングの前後に背景情報、配布文書を適切な範囲で共有したい」
(4)「本業が激務のため社内掲示板が閑古鳥だったのを、社内外のWeb情報から手早く記事を引用してコメント添えられるようにして活性化したい」
(5)「記事を書いているときにイントラ上の関連文書を苦労せずに参照したい」

社内SNS製品『Mextクルー』では、(1)のニーズを満たす伏せ字化機能の精度、操作性を向上し、(2)を解決するスケジュール認識機能の入り口をSNS内部だけでなく外部WebコンテンツやWebメールに拡大するという機能強化を果たしました。さらに、カレンダーに紐づいた記事にWord, Excel, PDF文書を添付するという運用で、(3)のビジネス目的の情報共有を実現しています。
(4)の活性化のニーズに対しては、Mixiのように有料コンテンツを購入して日記執筆を促す代わりに、同梱の”Mextクリッパー for SNS” によるクリッピング(引用)で対応します。すなわち、社内外の任意のWebコンテンツから5W1Hを抽出して要約した結果を引用して、ダイアリー、トピックを手短かに書けるようにしています。
「そういえば前期の報告書のWord / Excelファイルがあったはず。それを雛形に今回の報告書を手早く高品質に仕上げたい」と思いながらファイルが見つからないことがよくあります。そんな(5)の悩みを解決するのが、LAN上のアクセス可能なWord / Excelファイルに対して、執筆中の記事と関連した文書を自動検索する機能です。文書内の日付、執筆者、場所情報等、5W1Hの類似性をもとに関連度を判定して素早くランキング。検索ボタンを一切押さないで関連文書を見つける自動検索機能を備えています。

 マーケティングSNSには外部の一般ユーザが書き込み可能なため、有害な情報を書き込まれてしまうリスクがあります。特に2009年4月、いわゆる『青少年ネット規制法』が施行されて以来、マーケティングSNSのリスクは非常に高まっています。人的監視にはコストもかかる上、見逃しや、判断基準の揺れから逃れられません。僅かな人員で365日24時間監視する困難を乗り越えられたとしても、対応の不統一、不公平を一般ユーザに指摘されて、いわゆる “炎上”に至るリスクが残ります。
 そこで、『Mextウェル』では、有害情報の可能性があれば公開を保留し、ユーザが自分で納得して修正できるインタフェースを提供しました。しかも、単なる用語の一致ではなく、文脈の中で問題となる表現かどうかを判定しています。

例:釘を刺す→OK、お前を刺す→NG


■動作環境
サーバ要件CPU :Pentium Dual Core 2GHz相当以上
メモリー : 2GB以上  HDD: 空容量40GB以上
OSRed Hat Enterprise Linux, Fedora
Windows Web Server2008など

■販売計画

『Mextクルー』 :
  ・1サーバ(1URL)運用ライセンス:初期費用150万円,年間保守費25% (税込) :他に辞書カスタマイズ費用
  ・SaaSで運用の場合: 年間サブスクリプション費50万円 (2000ユーザまで; 税込)
  ・初期設定構築サービス費:25~50万円 (上記いずれかに加え)
  ・企業内SNS運営コンサルティングサービス:応相談
  ・発売日: 2009年7月8日

『Mextウェル』 :
  ・1サーバ(1URL)運用ライセンス:初期費用100万円, 年間保守費50% (税込) :有害情報フィルタ用辞書の四半期毎の更新費用込み
  ・SaaSで運用の場合: 年間サブスクリプション費50万円 (2000ユーザまで; 税込)
  ・初期設定構築サービス費:10~50万円 (上記いずれかに加え)
  ・マーケティングSNS運営コンサルティングサービス:応相談
  ・発売日: 2009年8月6日
以上の他、各々、一部機能のみ利用のオプション有り。
販売目標  2年間でOEM先販売、既存SNSへのアドオン提供を含め各50社に提供


■ OpenPNEについて
 株式会社手嶋屋が中心となって、オープンソース方式で開発を行ってきたSNSエンジン。PCとモバイルのハイブリッドなプラットフォームに、豊富なSNS機能を搭載。多様なサーバー環境で、無償で利用できる。「OpenPNE」により構築されたSNSは現在、約3万SNS。
OpenPNE公式サイト リンク

■ Mextractrについて
「Mextractr」は、日本語テキスト、すなわち普通の文章から、5W1Hにまとめられる数百種類の意味情報を自動抽出し、表現の統一(正規化)や、数値化を行うサーバソフトウェアです。“MextPNE”は、Mextractrをイントラネット内部に置くか、またはSaaS形式で利用してOpenPNE®に独自の機能を追加した製品です。
関連製品に、「Mextractr個人情報フィルタ」、「Mextractr for Mashup」があります。「Mextractr for Mashup」は、主にサーバー側でプレーンテキストをマッシュアップ可能な素材(Atom+GData)に加工します。カレンダーや地図、名簿や製品データベース等と連携させ、軽量・安価で高機能なエンタープライズ・マッシュアップ普及の一助となることを目指しています。

「Mextractr WebAPI」を活用したBtoBサービスに、「Salestractr」 (Sun x リクルートMashup Award 4thで『セールスフォース賞』『メタデータ賞』を受賞) 、BtoCサービスに、「メイドめーる」(ドリコム Award on Rails 2008で『メタデータ賞』を受賞)があります。

IE8アクセラレータ版の、「5W1H Mextractr」および「Mextクリッパー」も、公開以来、好評をもってご利用いただいています。
リンク

このプレスリリースの付帯情報

文脈に応じて有害情報を適切に判定して安心運営。自分で修正して再判定も可能。

(画像をクリックすると拡大画像をご覧いただけます。)

用語解説

■メタデータ株式会社について
メタデータ株式会社は、2005年12月にメタデータ活用技術、セマンティック技術の応用ソフトウェア会社として設立。文書管理、情報系を中心とした企業へのWeb2.0の導入を手がけると共に、WebAPI化支援、セマンティック技術を駆使した次世代のデータ連携によりホワイトカラー業務の自動化率向上、創造性拡大の支援に努めています。

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